映画『ライフリスト』★★★★★ 好きな映画10指に入る
本作は、私の好きな映画10指に入るのではないかと思います。Netflixで観ました。
「来週はこわいと思うことを毎日してね」
とくに印象的なセリフに以下太字部分があります。
昔は大胆な子だった。なぜ変わっちゃったのかしら?
逆境に苦しんだのね、理解できる
より安全で辛くないほうに妥協するようになった
でも、妥協で恐怖や痛みはなくせない
私は実体験で知ってるの
試してほしいことがあるの
恐ろしいけど…人生が変わる。いい?
来週はこわいと思うことを毎日してね。
考えただけで吐き気がするようなことよ。
ここで言う「こわいこと」とは、挑戦に似たものという意味です。
緊張すること、億劫に感じること、あとずさりしてしまうこと。
さっそく頭に浮かんだ「こわいこと」をしてみました。
行くかどうか迷っていた「会員制テニスクラブ」に足を踏み入れてみたのです(笑)これが正解でした。後日記事にします。
本音を言える? 最高の自分にしてくれる?
人生のパートナーを選ぶ際の判断基準として、以下セリフがありました。
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彼は優しい?
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彼に本音を言える?
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彼はあなたを最高の自分にしてくれる?
これらをすべて満たす人が、人生のパートナーとして適格であると。
言葉だけで見るより、本作を通して味わうことで、より情感をともなった言葉になると思います。
会話が基盤
「君と話すのが好きだ。君の話を聞くのも好きだ」
「私も話してて楽しい。聞くのもね」
人間は言葉を紡ぐ動物。会話が基盤ですものね。
結局、会話の波長が合う人とまた会いたくなるのではないでしょうか。
真の愛なんて
他方、以下のような現実の一面を知らせる辛辣なセリフもあります。
A「真の愛なんてクソだ、元妻たちに聞いてくれ」
B「真の愛については、私も掴みきれなかった。でも、真の愛は努力する価値のあるものよ」
Aさんは、要は真の愛にたどりつけなかったからこそ離婚を繰り返した、という意味だととらえました。
しかしたしかにBさんの言うとおり、努力する価値があるものなのでしょうね。
まとめ
以前見た『最高の人生のはじめ方』で人生でやりたいことリスト(Bucket List)に似た部分もありますね。本作の名前の『ライフリスト』ですから。
予定調和じゃない終わり方がよいなと思うとともに、主人公も紆余曲折を経て、自分が何も見えていなかったことを悟る。そうした展開が印象的でした。
そしてなにより、「こわいと思うことをしてね」。
今の自分に刺さった言葉でした。
みなさまはどうお感じになるでしょうか。よかったらご覧になってみてください。
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以下傑作シリーズに名を連ねる作品かなと思いました。