三井不動産(8801)は買い時か、MACDがゴールデンクロス
不動産大手・三井不動産の株価について、テクニカルの視点から以下のことが言えます。
- 上値抵抗線を抜けている
- 横並びは買い
- MACDがゴールデンクロス
1月23日に、MACDがゴールデンクロス
先週、以下のような記事を記していました。
「横並びは買い」というテクニカルの格言もありますが、ローソク足が同じ価格帯で直近並んでおり、まさにそういった状況。MACDも転換点が近づいているサインが点灯しています。
三菱地所も三井不動産と似たような状況で、8月暴落時と同程度まで株価が下落しており、テクニカルも似た状況、買い増し目線です。
上記の先週時点では、MACDはゴールデンクロスしていませんでしたが、1月23日前場時点で、週の半ばながら週足MACDの短期の指数移動平均線が、長期の指数移動平均線を上抜けた「ゴールデンクロス」と言われる状態となりました。
これは、あくまで確率論にすぎず、毎回必ずそうなるものではありませんが、株価が下落から上昇に転換を示唆する現象です。
「横並びは買い」という格言もあり、横並びを経てのMACDゴールデンクロス、さらには9月6日の週から11月8日の週の上ヒゲの交点を結んだ上値抵抗線も上抜けている状態であり、テクニカル的には3つの買いサインが点灯したことになります。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 下落基調から上昇相場への転換が意識されるサインが3つ点灯している
(①上値抵抗線を上抜け、②横並び状態を経た、③MACDがゴールデンクロス)
テクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると、効かなくなることもあります。あくまで傾向として意識されやすいもの、といった位置づけと言えようかと思います。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前より有用性は高まっているのではないかと思います。
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