【米国株】Doximityを新規購入。投資した理由と事業内容。

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【米国株】Doximityを新規購入。投資した理由と事業内容。

2021年に米国株式市場に上場した医療従事者向けのオンラインネットワークサービスを提供するDoximity(ティッカー:DOCS)を今月打診買いしました。

成長株なのでリスクはありつつも、低確率の大化けに微かな望みを託しましょう。

Doximityに投資した背景:収益基盤の強さ

上場時は赤字の成長企業が多い中、Doximityはすでに黒字化を達成。

会員の更新率は96%で、小売り大手コストコを彷彿とさせる数字。会員更新率の高さは、安定収益に直結すると考えられます。

下図は同社の売上高と利益で、実績と予想値です。

売上高・利益ともに今後成長が見込まれています。

事業内容:「医師がより生産的になれるように」

以下決算資料で「医師がより生産的になれるように」という企業理念があるように、医師に寄り添った事業を営んでいることが決算資料全体を通して感じ取ることができます。

医療情報専門サイトを運営しているという点で、日本の「エムスリー株式会社」と共通点がみられます。

Doximityは、米国の医師のうち80%以上が登録・利用しており、主に以下のような用途で使用されています。

  • 遠隔医療サービス
  • 医療関連ニュースの提供
  • 地域の専門臨床医の検索 など

ほか、以下の特長があり、医師版のLinkedIn(ビジネス特化型SNS)とも言われています。

  • 収益は主に病院、製薬会社で、利用者は医療従事者(無料)
  • 全米TOP20の製薬会社、病院がサービスを利用
  • Apple AppStoreで150,000件超のレビューで4.8 / 5の星評価を獲得

たとえば、「米国の医療界では書類送受の80%がいまだに郵送・FAX」と2023年決算資料に記されています。Doximityは医療書類のオンラインサインなどのITサービスがありますから、こうした点の効率化にも貢献しているのでしょう。

こうした医師の利便性向上が、会員更新率と高評価を支えていると見られます。

株価:ようやく調整を終え、上昇なるか

上場直後から株価は決算のたびに株価は±20%の乱高下を繰り返していました。2021年6月の上場時に56ドルだった株価は、2021年9月には102ドルまで上昇。

遠隔医療サービスという業態ゆえか、コロナ禍の終焉とともに株価は高値から一時 1/5 にまで下がりました。

予想PERは、「2024年度:43.5、25年度:36.9、26年度:29.1」と成長株らしくきわめて高いです。金融サービス大手の高成長企業MSCIが「24年度:33.8、25年度:29.6」であることを考えると、ギリギリ許容できる範囲までDoximityの割高感が修正されてきた感はあります。

リスク:成長期待の剥落

リスクも確認しておきましょう。

この手の銘柄は、成長期待が高いぶん、決算で期待を下回ると株価が大きく下がるリスクを内包します。そうしたリスクを認識しておく必要があります。

まとめ

株式投資で資産形成をする場合、「筋がよい」業態の企業に投資することが肝要と思います。業態と収益化が仕組みとして機能しているという意味です。

コストコがそうであるように、会員更新率が高い、つまり顧客の忠誠心が高い業態は収益が安定成長する傾向にあります。Doximityも現時点ではそうなることを期待し、株価の調整を待ってから打診買いとしました。

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