12月は日本株の中間配当・株主優待シーズン!
12月になりました。
日本株は3月・9月決算の会社が圧倒的に多いですから、12月と言えば、日本株の中間配当や優待が続々とやってくる季節です。
株主優待制度というのは日本特有で、ある意味いびつな制度でもあります。
東証1部に上場するには株主数が一定以上に達している必要があります。株主の数が少なく、且つ東証1部に上場を目指す企業にとっては、株主優待を導入し、優待族と呼ばれる株主優待好きの人々に株主になってもらい、株主数を増やして1部上場のための株主数制限をクリアする、という施策を採る企業も存在するのが実情です。
ただ株主としては、多様な産地の食品など様々な商品を頂けますから、やはり魅力的な制度ではあります。
はせがわ(8230)から優待はがき到着!
12月になって速攻、まずお仏壇の「はせがわ」から優待到着です。
同社については、「おててのしわとしわを合わせてしあわせ、なーむー」というCMでおなじみの方も多いかと思います。
同社は仏壇業界唯一の上場企業です。
仏壇仏具・墓石といった従来の事業に加え、最近ではイオンタウンなど屋内施設に「リビングスタイル店」という店舗を出して、リビングと調和した仏壇という形で、以前よりカジュアルな形で消費者に訴求する方針を採っています。
正直個人的には、伝統的な葬式を行う意義には懐疑的であり、仏壇・仏具には全く縁のない生活でしたから、なおさら従来の伝統的な仏壇仏具の小売事業ではジリ貧だったのでは、といった印象です。
少し古いデータにはなりますが、90年代から既に減り始めています。ちなみに同社は以前にも事業の多角化を試みて失敗したことがあります。
不動産やボーリング、ホームセンターという本業とは関わりの薄い事業をベトナムや中国で行ったものの、収益は振るわず、財務基盤の悪化に伴い、2009年までに海外事業撤退と相成りました。
一方、今回のリビングスタイル店は、その反省を活かしたのか、あくまで本業と関連の深い、というかほぼ本業に近いものを、現代の新たな価値観と融和させる形で推進しています。
上記同社IRの通り、この方針が奏功した店(イオンタウン黒崎店)もあるようですね。客足の減っている商店街より、イオンタウンに移動というのはいかにも現代といった感じでしょうか。
一方で、ショッピングモール自体、これから先の状況は非常に不透明です。既に地方郊外のショッピングモールはテナント不足が徐々に顕在化してきています。
皆さんの近くのショッピングモールにおいても、実際にテナントが入らないまま空き店舗になっている場所もあるのではないでしょうか。ネット小売りの台頭でショッピングモール自体がどうなるかは非常に不透明ではあります。
ただ、少なくとも従来の仏壇仏具のお店の暗いイメージは、相当払拭できそうな店内景観ではあります。
そのような同社方針・効果を受けてか、同社の業績・株価は徐々に回復傾向にあります。
配当は直近3年間は7.5円と横ばい。
優待・配当利回りは直近で4.5%程度です。
優待権利条件
100株以上の株主で、且つ1年以上継続保有していれば優待権利を得られます。権利月は3月・9月です。
こちらが1,500円分相当の優待はがき↓
- ピエトロバラエティセット
- 如水庵 官兵衛ものがたり
- 博多華味鳥 彩りセット
- チョーコー 香味百彩
- マルタイ 発祥の名店巡り
- 熊本県産 森のくまさん 1.8kg
上記6点の中から好きなもの1つを選ぶ形です。
たしか2年前あたりからカタログギフトの中から選べるようになりました。以前はピエトロドレッシングなどが入ったピエトロセットが優待内容でした。私は去年も熊本県産のお米である「森のくまさん 1.8kg」を選びました。
実際に届いた優待は上記写真の通りです。
桐谷さんの登場で一気に身近になった株主優待。日々の食費の足しに大貢献してくれています。銘柄によってはギフトカードなども送られてくるので、お財布が痛まずに外食することができ、大変助かっています。これからも有難く頂きます。
日々の生活を彩る株主優待、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
Best wishes to everyone!
あわせて読みたい!