「日本株の収益率が全世界・欧州の3倍」日本株に資金を集中させたほうがよいか
以下ご質問に回答しています。
穂高さま
ご無沙汰しております。
前回から約2ヶ月経ちました。
万博バイトも残すところわずかとなりました。
途中倒れそうになりましたが(笑)、何とかやっております。
穂高さまは来場されましたでしょうか?
さて、SBI高配当株式ファンドにおいては、日本、全世界、欧州に1,000万円ずつ3,000万円として様子を見ております。
たった2ヶ月ですが、評価損益は日本が全世界・欧州の3倍ぐらいになっております。
このような場合、短期的とはいえ日本が調子いいあいだは資金を集中させたほうがいいのでしょうか。
あるいは投信は、そのような短期的な視点で株のように売買するものではないのでしょうか。
ご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
こんにちは。万博はそろそろ行こうかとも思ったのですが、かなり並ぶとの情報をやたらと耳にし、及び腰となっております…笑
売買が短期化すると、賭けの要素が大きくなりやすい
さて、「日本株がその他の国よりも収益率が現状高いということで、日本株に集中させたほうがよいか」とのご質問ですね。
たしかに特定の国・地域の株価上昇が顕著となることはあります。その場合、好みに応じて思うがままに投資国の比重を変えてみるのも面白いと思います。
ただ、そのような投資行動は、国ごとの株価上昇タイミングをはかることに相当し、賭けの要素が大きくなりますね。それを承知のうえであれば、ありかと思います。
「自分がどういう行動をしているのか」が客観的に判然としていれば、その結果責任を負う意識も自然と生まれ、悔いも減じられますものね。
米国株の株価上昇率は傑出しているが…
この数十年、米国株の上昇率は傑出してきました。

TOPIX・S&P500の推移(1996年11月22日~2025年9月16日)
S&P500は、過去20年で約9倍です。この間、米国のGDPは約4倍弱(8,073 → 30,507)です。実体経済の伸長に比べ、株価(金融)が伸びすぎています(背景にはむろん金融緩和と財政の大盤振る舞いがあり、それは政府債務膨張と米金利の上昇ならびに金銀価格の上昇となって表れています)。
個人的には、仮に自分のポートフォリオが米国偏重ならば、米国の比率は多少落としたくなるとは思います。米国のハイテク企業が今後も世界を牽引する場合NASDAQへ一定比率を投資するのは合理的です。ただ一例を挙げるとパランティア(PLTR)のPER569倍はさすがに正当化しづらい数値に見えますがどうでしょうか。
現在は米債務膨張、インフレ、日銀緩和マネーなど、未曾有の状況が重なる不確実性の高い金融環境にあることは間違いありません。
そのような不確実性の高い金融環境では、「分散」が保守的な方策になり得ると思います。
弊方が提示してきた伝統的な分散先の候補は以下です。
- 各国株式
- 金・銀
- 米短期債
回答になっていましたら幸いです。
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この数か月、Jリートも優れたパフォーマンスですね。