「外国債券に投資する保険商品のリスク・デメリット」にご用心ください

「外国債券に投資する保険商品のリスク・デメリット」にご用心ください

最近、複数のかたから相談会で保険商品について相談をお受けしています。

いずれも「外国債券に投資する保険商品」です。

外債へ投資している商品であることを明記する商品もあれば、よく読みこまないと判別のつかない商品さえあります。

いずれにしても非常にわかりにくいパンフレットで商品説明がなされ、メリットを強調する一方で肝腎のデメリットを顧客に理解してもらっていない状態であることが散見されます。

外貨建て債券の保険商品について、およそ共通して以下デメリットがありますので十分ご注意ください。

外債に投資する保険商品のリスク
  • 保険会社を間に挟んで外債に投資することで、手数料が必ずかかりマイナスからのスタート
  • 金利変動による価格変動リスク
  • 為替リスク(為替手数料が追加で50銭かかるなど不利、一例:パンフレット P.19 ご参照)
  • 積立利率も手数料が引かれる(一例:パンフレット P.7)
  • 中途解約による手数料(一例:パンフレット P.13-14)

基本的に保険は「保障」を求めるものかと思います。たとえば、特定の人に相続するため、またはどうしても公的保険に加えて保障がほしい等。

収益性を求めるなら保険は候補たりえないかと思います。保険会社が各プロセスで口銭(マージン)をとるからです。

そもそも個人的にはなぜこの手の商品が存在しているのか不思議なほどメリットは小さいものです。ファンドを立ち上げて運用している友人にも念のため確認しましたが、やはり同様の意見でした。

私も毎々保険商品はだいぶ読み込まないとわかりにくいパンフレットが多いので、あまり詳しくない人からしたら意味不明な商品内容であるはずです。そうした情報や知識の非対称性を利用して売り込むのかもしれません。

よくよくご注意いただければ幸いです。

ちなみに

米10年債利回り(出所:FRB

また、現在はインフレ時代に転じました。金利の低下局面であった1980年代〜2010年代であれば債券価格が長期上昇トレンドにありましたが、現在はインフレ・金利動向によっては価格が下落するため、デフレ時代よりも価格低下リスクが高くなる可能性があります(厳密には実質金利と都度比較する必要がありますが)

ましてや米財政懸念で米債の地位が以前ほど安定しない中で米債への投資をうながす保険商品を売るとは、真に顧客目線なのか甚だ解せません。おそらく担当者もそこまで理解していないのかもしれません。

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