Dear にっぽん「人生交わる“みかんアルバイター”〜愛媛・八幡浜〜」
先週のNHK番組「Dear にっぽん」をご覧になったかた、いらっしゃるでしょうか。
この番組けっこう好きでして、好きなテレビ番組のなかでは、テレビ朝日「人生の楽園」と双璧を成すかもしれません。
「人生交わる“みかんアルバイター”〜愛媛・八幡浜〜」

出所:NHK
愛媛のみかん農家に、幅広い年代の男性がみかん収穫アルバイトをしに来ます。
出自もばらばら。
仕事でうつ病になった人、人生に行き詰まった人、やりたいことが見つからない人、いろんな経験を経た人――。
孤独を愛するわけではないが心を閉ざしている若者が、年配の人の手厚い話しかけを受けるなかで、徐々に心を開いていく過程などが描写されていました。
みなそれぞれ傷や葛藤、悩みなどを抱えながらも前を向いて生きていこうとする姿が印象的で、ある種の人間味ある美しさを帯びているように感じました。
自分で決めて行動すれば、人生は大きく変わる
「同世代は子も生まれ、自分より若い子が確固たる目標があって…自分はまだやりたいことも見つかっていない」そんな苦悩をのぞかせる30代後半の人もいました。
やりたいことが見つかっているほうが稀とも言えるでしょうし、多くの人は生活のためにやりたくないことをやり続けている現実もあると思います。
その30代後半のかたは、3年連続で季節バイトに来て、勝手もわかっているリーダー的な存在になっていましたが、ついに地元に帰って職探しを始めることを決めました。
それを受け、いろんな経験を経て老境に入ろうとするアルバイターの同僚がこう応えました。
「自分で決めて、行動すると、人生は大きく変わるから。自信を持ってやってください」
交わるご縁

農家の人に地元で職探しをすることを告げると、農家のおばあちゃんは「そんな最後みたいなこと言わんといてよ」と目を潤していました。
農家のおじさんは、アルバイターたちが各自季節労働を経て、それぞれ帰途に就く際、以下のように吐露していました。
「なんで俺がこいつらのために涙流してるんやろ(笑泣)」
厚いご縁ではないかもしれませんが、なにかのご縁で集い、また離散していく。
けれども、一度交わったご縁というのは大事にしていると、人生において豊かな情感を残してくれる。そんな風にも感じられる一幕でした。
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なお、こちらのリンク先(NHK)でショート動画をご覧になれます。