ゴールドを買うとき、為替ヘッジありorなしを選択する基準
しつもんマン
そんな人向けの記事です。
あくまでひとつの考え方ですが、結論としては円で収入を得ている人は「為替ヘッジなし」が一案かと思います。例:東証ETF【1540】
収入や資産を日本円で持つ私たち日本人にとって最大のリスクは円安(円の価値低下)であり、ゴールドの為替ヘッジなしを保有することで円安リスクを相殺することができるからです。
ゴールドのETFや投資信託には、以下2つがあります。
- 為替ヘッジあり
- 為替ヘッジなし
為替ヘッジなしにすると、円安で評価額が上がります。
結論に至る考えかた
給与や事業によって日本円で収入を得ているならば、円高は円収入の価値が国際比較で上がることになります。したがって、円高は収入面からは歓迎できることですね。
逆に円安になると収入の価値が下がり、円資産も目減りしてしまいます。しかしゴールドを為替ヘッジなしにすれば、円安でゴールドの円建て価値が上がるので円収入の価値減少というデメリットを相殺できます。
ゴールドをとりまく状況
近年ゴールドの価格が上昇し続けています。背景には主に以下が挙げられると思います。
- インフレ時代
=既存通貨の価値低下懸念(相対的にゴールドの価値上昇) - 日米を筆頭に各国の債務が増えている
=国債の安全性に懸念(安全資産としてのゴールドの価値上昇)
このような不確実性の高い状態が近年続いており、レイ・ダリオ氏を筆頭にゴールドを大幅に組み入れるヘッジファンドも現れています。中央銀行もゴールドを買っています。
同様にリスクを分散したい人にとって、ゴールドをたとえば5~15%をポートフォリオに組み入れることは有力な一案になるかと思います。
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1540は国内完結型なので、地政学リスクを減らすことが期待できます。