良品計画(7453)の株価は上値抵抗線を突破、セオリーでは「買い」
生活雑貨などを扱う「無印良品」を展開する良品計画(7453)の株価について、以下の観点で最新の状況を確認します。
- テクニカル分析(日足・週足)
テクニカル分析とは
まず、テクニカル分析とは、チャートからトレンドやパターンなどを把握し、今後の株価動向についての示唆を得ようとする試みです。
テクニカル分析のメリット
- 相場の動きを視覚的に把握できる
- 予測不能な相場で多少の示唆を得られる
テクニカル分析のデメリット
- 実際の相場は過去の傾向と必ずしも合致しない
- 突発的な大きな出来事に対しては効かない
- 売買シグナルにダマシや限界がある
日足
テクニカルのセオリーとしては「買い」のパターンです。移動平均線がすべて上向きの上昇トレンドで、上値抵抗線を突破。
最も良いのは、前日のカラカサ(下影陽線:下ヒゲをつけた陽線)が出現した時点で買いを入れることですが結果論。
なお、上値抵抗線を突破してもサンセイランディックのように反落することもありますし、絶対的な指標ではないことを念のため申し添えます。
週足
週足で見ても移動平均線すべてが上向きの上昇トレンド。短期MAのサポートされる形で綺麗な上昇。大型株ほど綺麗な形になることが多いんですよね。おそらくアルゴリズムが働いているからだと個人的には推察します。
ローソク足の観点からも下ヒゲをつけて悪くないかたち。
ファンダメンタルズの観点からは、資生堂とは対照的に無印良品は比較的安価でよい素材を使って化粧品を展開し、中国ではもともと人気ブランドで化粧品も展開という材料が確認できます。
そうした事情を織り込んでの上昇とみられますが、どうでしょうか。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 上昇トレンドを維持した形で短期的な反落における上値抵抗線を突破ということで、テクニカルのセオリーとしては「買い」
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると、効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として、将来の株価は「わかりません」。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった程度。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。