日常を整えることが、万事に肝要
最近、ご相談を受けまして、あらためて感じたことがありました。
「メンタル(精神的健康)とは、日常の結実である」ということ。
生きていれば精神的に疲れていたり、どうも気分が乗らない、元気が出ない、といったこともあるかと思います。
そういう時ってたいてい日常に懸案を抱えていたりするんですよね。日常とは、家庭であったり、仕事であったり――。
たとえば家庭の状態が良好でないとします。その場合、その懸案と向き合うことが何より先決かと思います。枝葉を切って目を背けていても、根治には至らず、状況不変のまま心理的疲労が蓄積していく。さらには根本の懸案から目を背けたいからか、まったく別の事象に問題の原因を求めようとする行動も時に見られます。
日常に問題を抱えているならば、そこをどうにかしないと万事に影響をきたしますよね。日常は万事に通じる。
ですからとにかくまずは日常を整えること――。
小さなことの積み重ね。
部屋を綺麗に整える。トイレ掃除をする。お風呂を清潔に保つ。
家事や育児を率先してやる。周りを見渡す。摩耗した下着を買い替える。
真剣に仕事と向き合う。逃げずに懸案と向き合う。それでも解決が難しければ「覚悟」を持つ。
以下も一例になると思います。
朝起きたら…
- 運動(朝からロケットスタート)
太陽を浴びる、歯磨き、緑茶、ストレッチ、ランニング15分
(この時点で腸が動き出し、絶好腸)
午前中に…
- 家事・育児
洗濯をまわす、風呂掃除、家族の朝食をつくり、粉ミルクをつくる、食後すぐ食器洗う、床掃除
(利他感、自己肯定感) - 学習
YouTubeで国際ニュースを中国語で聞く
(成長してる感) - 好きなこと
ブログを書く、金融市場の情報を集める、資産運用
(たのしい) - 仕事?
ブログ読者のご質問や相談会に応じる
(真剣に個性や知見を活かす)
1日を通して…
- 1万歩あるく
- 心地よく疲れるぐらい体を動かす
- 人に対して上機嫌で接する
定期的に…
- 人生の同志と集う
あくまで一例ながら、上記の要素をまとめると、
- 家事や育児といった日常の役割や責務を果たし(利他感、自己肯定感)
- 学習し(日々成長)
- 好きなことを探究し(たのしい)
- 仕事?をし(真剣に個性を活かす)
- 運動し(人間本来の活動)
- 人生の同志と会う(共鳴する)
このように集約できると思います。
まとめ
懸案を整理していくと、問題点が明らかになっていきます。その問題点を受け入れられなかったり、なにか両方をほしかったりするから、悩むわけですね。
両方ほしければ、しんどい状況そのものを受け入れる覚悟を持つしかありません。その覚悟がなければ、多少の優先順位をつけるしかありません。
そうやって、人生の決断をしていくということかと思います。人さまのご相談ならば、こうして客観的に見ることができますが、自分のこととなると、なかなか客観的に見えないものですものね。
もちろん、懸案のレベルによっては向き合ったところでどうにもならないこともありますし、育児や激務であれば向き合う時間すらとれないこともあるかとおもいます。