ほぼ訪日客の「芝パークホテル」で感じた、人生をたのしむ姿勢
東京・芝公園近くの「芝パークホテル」に泊まって感じたことを記します。
東京都港区芝公園にある「芝パークホテル」公式サイト。暖炉のあるライブラリーラウンジでは日本文化、建築、写真、アート等の書籍をご用意。浜松町駅、大門駅、御成門駅からのアクセスが便利です。

「本に囲まれた東京のホテル」というコンセプトだそう
このホテルは老舗で格式が高く、内装はリノベーションされているため部屋や調度品も素晴らしく、上品な紅茶やコーヒーのサービスまであるといった塩梅です。
それにしても実に驚いたのが、見事に外国人しかほぼいなかったことです。
1泊したのですが、宿泊客やロビーにいる客も含めて日本人らしき人に遭遇したのは1回のみでした。たった1回のみです。ほか30名以上に遭遇した人々は一目でわかる外国の人々です。

ロビー
ロビーにしばらくいたのですが、とても心地よい時間でした。まさに私が通っていた中高と同じく、「よい意味で細則がなさそうな雰囲気」なのです。
- 肩を寄せ合ってタブレットの動画を見て笑い合う家族はまさに家のリビングにいるかのようでした
- コンビニで買ってきたであろうおつまみとワインを片手に語らう人々
- ゆったりロビーの蔵書に目を落とす人々
これらは日本のホテルであまり見たことのない光景でした。なにかに縛られず、人生をゆったりたのしもうとしているように見えました。この点が最も深く印象に残ったことです。
芝パークホテルは、まぎれもなく「心地よい空間」を提供している。そして、外国の人々はその空間を存分にゆったり自由に満喫している――。
そんな風に思いました。