裏金問題を調べていくと、疑獄が見えてきた
裏金問題よりもっと大きな争点があるではないか、といった論調で先日記事をしたためましたが、いやこれ調べてみるとかなり悪質かつ巧妙ですね。
野党の機関紙が暴露していますが、要は予算のかからない企業献金を政治資金パーティを通して得つつ、国民の税金から政党交付金というかたちで二重取りしてたわけですよね。
しかも20万円以下なら不記載でよいという謎の法律があるため、企業には献金額を20万円以下というかたちにしておくスタイル。
したがって今回不記載で明らかになった政治家以外も本来同列に論じられ責めを負うべきであるにもかかわらずそうなっていない。今回非公認になった人々は氷山の一角でしかなかったということですね。
いったんは細川政権の時に企業献金は廃止されたにも関わらず、政治資金パーティという別の建てつけで結局は続いていたと。
こうして政治家は私腹を肥やしている相当甘い汁を吸っていた一方で、国民に対しては増税ですから、まるでフランス革命時の王室と臣民よろしく、権力集中による政治腐敗も甚だしいですね。これは国民が怒るのも当然、との論も納得です。
メディアも翼賛会よろしく、自由な報道は以前よりもできなくなってきていると、元NHKの国谷アナウンサーも発していましたし、投票率の低さに表れる国民の無関心、権力監視メディアの退潮、そして今の政治という三点セットということでしょうか。
調べていくほど微妙な気持ちになっていく件をブログにしたためてよいものか逡巡しましたが…(笑)、ご容赦いただければ幸いです。