初作『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 – 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法 -』が9万部を突破
1冊目の拙著が9万部を突破しました。
ひとえにみなさまのおかげです、ありがとうございます🙇♂️ pic.twitter.com/95DUz8CiT5
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) June 30, 2024
おかげさまで、拙著『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 – 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法 -』が、紙と電子あわせて9万部を超えました。
発売は2020年7月2日なので約4年経ちました。
いまでも「お金の相談会(人生に関する雑談会?)」などで、
- 1冊目:本気でFIRE~
- 2冊目:#シンFIRE論
についてご感想をいただきます。書籍というかたちで自身の作品を残せ、そして人々から今なお反響をいただき、ありがたく思います。
「数字」
9万部という数字は数字で、本当にありがたいことです。
ただ同時に念頭に置きたいのは、「数」を追うというよりは、一人ひとりと向き合う大切さを感じています。
たとえばよく申し上げてきたことですが、SNSはフォロワー数など、数に支配されやすい世界。しかし、お金の相談会をしていて深く感じるのは、やはり人々との関係性による充実度は「質」や「深さ」が直結します。
これは結局ビジネスにおいても同じだと思っています。
よく上場した会社にみられるのが、もともとは創業者の単純に目の前の人を幸せにしたくてとあるサービスをはじめ、成功し、上場したことで、株主やアクティビストから増収・増益を至上命題とされ、本来の目の前の顧客や社員の満足度がいつしか眼中から消え去り、単純に売上という「数字」が営業部署の至上命題となることで、社員も消耗していく。
これは欧米式の「株主資本主義のワナ」とも言える事象で、上場すると利益至上主義を求められているうちに、いつしか利益より大切な「社会の公器」「従業員の厚生」といった本来の出発点を見失うパターンがみられます。
しかしそれに加えて背景にあるのは、やはり数を追い出すと、なにかがおかしくなる。
これもよく記してきたことですが、数を追うとキリがないんですよね。そしてキリがないことを追い出すとだいたい消耗していつしか本来の目的が見えなくなる。お金や欲望と同じ。
したがって、「数」と「質」は、常にバランスよくありたいと思っています。
とはいえ商業出版でもある以上は、こうして数字が結果として表出したことは、素直にありがたく思います。