「リセッションショック」「インフレショック」というワードが登場
「リセッションショック」や「インフレショック」というショック系のワードが登場。
BoA、迫る「リセッションショック」に警鐘 「制御不能のインフレが引き金」 https://t.co/r2gKSc9HAO
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) April 13, 2022
CNNの報道によれば、バンク・オブ・アメリカの顧客向けレポートで
- 現在の高インフレが2年前に始まったばかりの景気回復にとっての有力な脅威になると警鐘を鳴らしている
- 投資家間の利益見通しは、2020年3月以来の最低水準。08年のリーマン・ショックや01年のドットコムバブル崩壊の時期に見られた不安感にも近い状況だという。
ということで、悲観的な見通しを示しています。
この手の記事が出てきたからといって特段の意味は感じないわけですが、ショック系のワードが登場するのは今回やや早いような気がします。

【QQQ】1年チャート
コロナショックというワードが出始めた時は、もっと急速に下落しているなかで出始めたと理解しています。
対して今回は「一定の反発を挟みつつの比較的じり下げ」というのが現時点に至るまでの状況なので、コロナショックとは状況がやや異なり、ショック系ワードの登場がやや早く感じるのでしょうか。
こういう悲観的な見通しが出る時というのは、「既にある程度は下落しているケースが多い」と言ってもよいと思います。
そのような局面で、投資家の行動は、
- 株式のポジションを縮小する
- なにもしない
- 買い増しする
といった具合に大別されるでしょう。
仮にこのタイミングで悲観ポジションを取るならば、どうするか
では仮に、「このタイミングで悲観的に下落シナリオに賭けることに転換する投資家」という立場ならば、どのような対応が選択肢になるでしょうか。
それはやはり、「納得のいく意思決定をする」ということがひとつポイントですよね。
人にもよるでしょうが、「株式のポジションは全部解消する」といった極端な行動には走らずに、部分的な解消にとどめることが一案と思います。
- ここから反発した場合、株式全切りはかなり後悔するでしょう。
- 逆に、さらに下落した場合でも、部分的に株式売却をしておけば、「被害を抑えられた」という側面を見いだせるので、まだ精神的には納得いきやすいですね。
投資というのは、ある意味で「自分の判断と行動、そして結果」に対していかに自分で折り合いをつけられるか、というのが重要なポイントだと思います。
そのためには、あとで納得できる余地を残しておく、ということですね。
具体的には「フルポジ(資産全てを株式で保有)」や「ノーポジ(株式をまったく保有しない)」といった極端な行動をしなければ、市場がどちらに転んでも納得できる余地を残しやすいのではないでしょうか。
理論を理解できていても結局はメンタルで行動が決定されうるため、投資リターンはメンタルに多分に影響されます。
そのメンタルをどう自分なりに持っていくか、というのが結局は重要なところではないでしょうか。