三菱商事(8058)を80万円分 新規購入
三菱商事(8058 東証1部)を新規で80万円分購入しています。
個人的には割安と見ており、今後の下落局面でさらに買い増し、主力級に引き上げる予定。
購入した証券会社は奇しくも三菱UFJ傘下のカブドットコム証券です。
更に言えば、カブドットコム証券に入金した入金元は、三菱UFJ銀行です。
つまり、
「三菱の会社の株式を三菱の銀行から入金したお金で以て三菱の証券会社で購入した」
ということで、三菱尽くしの購入と相成りました。
三菱グループに感謝の意味を込め、わざわざSBI証券より手数料がやや高いカブドットコム証券で購入し、地味に貢献。
ちなみに三菱商事は、その遠い昔、岩崎弥太郎翁が設立した九十九商会(現在の日本郵船)にルーツがあり、今の日本郵船の一部門で、その一部門が独立したのが、今の三菱商事との由。
三菱商事の基礎データ
そんな三菱商事の購入時における基礎データを見てみましょう。
以下の通り三菱商事の基礎データ面における特徴としては、以下4点あげられます。
- 高配当
- 高増配
- 低い配当性向
- 低いバリュエーション(PER・PBR)
特に後半2つ(低い配当性向・バリュエーション)は、いかにも日本株らしいですね。
連続増配年数 | 4年 |
直近3年平均増配率(年率) | 37% |
直近5年平均増配率(年率) | – |
配当支払月 | 6, 12 |
1株配当(DPS) | 125円 |
1株利益(EPS) | 378円 |
配当性向 | 30% |
PER | 7.61 |
PBR | 0.80 |
また、直近の三菱商事を特徴づけるトピックとしては、やはり以下でしょう。
- 中期経営戦略2021で掲げる「累進配当政策」
三菱商事が掲げる「累進配当政策」
三菱商事は以下のように「減配せずに利益成長に合わせて増配していく」”累進配当政策”を掲げています。

出所:中期経営戦略2021
資本政策については、財務規律を維持することを前提とし、配当は、現在の「累進配当」を継続し、更に、配当性向を現在の30%の水準から将来的に35%に向けて一段と引き上げることを目指します。
出所:三菱商事 中期経営戦略2021
2021年度の利益目標を9,000億円とし、累進配当を継続していくこととしました。仮に配当性向を35%とすれば1株当たりの配当は200円となります。
出所:三菱商事 中期経営戦略2021
ということで、「絵に描いた餅」とならなければ2021年度に1株配当は200円まで引き上げられる公算となります。
その場合、買値に対する配当利回りは7%に達しますが、まさに取らぬ狸の皮算用です。
また、留意すべきは「累進配当」を謳っているのはあくまで2021年までの中期経営計画であり、その後はどうなるかわかりません。
更に配当情報にも当然のことながら、以下の通り注記がなされています。
(注)上記の予想は、現時点で入手された情報に基づき合理的と判断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性その他の要因が内包されています。
従いまして、実際の業績や配当は、見通しと大きく異なる結果となる可能性があります。
そのため日本企業らしくあっけなく減配されるリスクには十分留意しておく必要があります。
一方で現在の「PER 7.61 × PBR 0.80」というバリュエーションは、なかなかではあります。
ということで、セミリタイア後も大三菱グループのステークホルダー(株主)として、関わらせていただくことになりそうです。ご縁あり、大変恐縮です。
Best wishes to everyone!