2019年も10月末を迎え、残すところ僅か2か月です。
時が経つのは本当に速いですね。「時が経つにつれて伸びていくもの」というものを何か1つでもあると、日々はより豊かになるので、経験上おすすめです。
それは筋トレであったり、外国語学習であったり、配当金という定常的なキャッシュフロー/不労所得であったりもするわけですね。
2020年NISA枠:「ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSB)」か「BP」を狙いたい。
生活に彩りを大きく添えることのできる配当金を最大化するべく、私はつみたてNISAではなく一般NISAを歴年選んできました。
関連記事:「一般NISA」と「つみたてNISA」は自分にとってどちらが良いか、その判断基準とは。
少し気が早いですが、2020年のNISA枠は、その時の株価次第ではありますが、英蘭ロイヤルダッチシェル【RDSB】か英BPを狙いたいところです。(ARCCも候補ですが、SBI証券さんそろそろ取り扱い開始お願いします)
両社とも「配当利回りは6%超え」かつ「米国で課税される外国税がかからないADR」なので、手取り配当を増やすには好適です。
もちろん、両者とも石油メジャーなので、株価・業績は原油価格や天然ガス価格次第であり、完全に市況に左右されますし、2010年BPのDeepwater Horizonによるメキシコ湾原油流出事故などが起きれば減配可能性も急激に高まるなどのリスクも内包されます。
関連記事:オイルメジャーの株価と原油価格の関係【極めて強い相関性】
市場でフリーランチというものは概して存在せず、上述したようなリスクプレミアムが乗った上での配当利回り6%という値付けとなっていることになります。
ESG投資的には石油産業は不味という扱いですが、RDSBもBPもLNGや再生可能エネルギーへの投資を増やしています。
RDSBは下図の通りLNGや太陽光・風力など再生可能エネルギー事業で構成されるIntegrated Gasセグメントの売上高は順調に成長。電気自動車への充電事業への参入も記憶に新しいところです。
BPもLNGに加え、太陽光・バイオ・風力などの再エネ投資を米州・欧州・中東・豪州などで足下増やしています。
アラスカからの投資撤退など資産入れ替え、中国DidiとJoint Venture設立の上、電気自動車への充電事業、インドの財閥大手リライアンスと組んだ燃料販売、全事業のメタン排出量明記にコミットするなど、旧来の事業形態からの一部転換姿勢を見せてはいます。
RDSB・BPの株価と配当利回り推移
以下はRDSBの配当利回りと株価推移です。
筆者算出のRDSBの直近5年平均配当利回りは5.99%です。RDSBは配当利回りが6.5%を上回った局面で買いたいところです。
実際に今年買い増ししたのは、そのような局面でした。
直近は株価が反発し始めてきており、若干微妙になってきていますが、引き続きウォッチ中です。
以下はBPの配当利回りと株価推移です。
直近5年間の平均配当利回りは6.4%です。個人的にBPは配当利回りが6.4%を上回った局面で買いたいところ。
まとめ:株価次第ながら、2020年NISA枠はBPかRDSB
ということで、RDSBは配当利回りが6.5%を超えるような局面、BPであれば配当利回りが6.4%を超える局面が1つの個人的な買い目安であり、狙っています。
120万円分投じれば、減配がない限りは7.5万円ほどの手取り配当になります。
両社のうち直近減配があったのはBPで、2010年原油流出事故の時です。RDSB・BP共に2015年の原油価格低迷時に減配がなかったことは、1つ参考になる材料ではあります。
とはいえ、市況長期低迷やオペレーション上の重大事故による潜在的な減配リスクは常に厳然と存在することは留意しておく必要あります。
他にもARCCにも注目しています。ただし、ARCCは楽天証券かマネックス証券でしか購入できません。SBI証券は取り扱っていないので要注意です。
資産形成に資する既存制度をしっかり活用した上で、経済的な自由度を共に高めていきましょう。
Best wishes to everyone!
一般NISAとつみたてNISA、どちらも有用な制度ですが、個人的な好みや状況によって選ぶ基準は変わってきます。
ARCCは高配当株を選好する投資家にとっては、有力な選択肢になる銘柄です。
石油メジャーと原油先物の関係についてです。メジャー各社の株価は原油先物にほぼ連動します。
コメント
こんにちは、
この2社をずっと保有しています。ここ1週間両社の値動きが調和しておらず、背景を調べています。(M様なら情報お持ちでしょうか。)
配当落ちが11月ということもあり値上がり傾向とは思いますが、BPが値下がり気味ですね。Tの配当やMMFをこちらに再投資予定ですが、配当の再投資はいつも気になりますね。
BPについてはマコンド事故の際の減配もあの程度で済んだこと、以降ESGが更にしっかりしたことは良いことです。両社のLNGの更なる開発にも期待しています。
はじめまして、リタイアおめでとうございます!
ARCCのようなBDC銘柄はSBIでは取り扱いはしません、とちょっと前にアナウンスがあったと思われます(悲)
はじめまして、ありがとうございます!
なんと、、確かにSBI証券にそのような記載がありますね。。残念すぎます…!