【セミリタイア後の運用方針】ETF中心とするのか、次の弱気相場で減配をどの程度見積もるのか

Twitter

【セミリタイア後の運用方針】ETF中心とするのか、次の弱気相場で減配をどの程度見積もるのか

ご質問

いつも興味深くブログ拝見しております。
昨今のエントリから、いよいよリタイアの時期が近付いてきているのを感じます。

三菱サラリーマン様は主に米国高配当株に投資されているとの事で、ETFも一定割合保有されているかと思いますが、個別株が中心とお見受けしております。そこで2点ほど質問があります。

.リタイア後も現在の個別株を持ち続けるのか、VTやVYMなどのETF中心に入れ替えていくのか

2.景気の後退局面で配当金が下がる可能性があるが、最大で何%くらい減ると見積もっているのか

1に関しては、一般的には給与所得のある資産形成時期においてはリスクが取れるので、高成長もしくは高配当な個別株で積極的にリターンを求めていけると思います。

一方で配当収入に依存するリタイア後については、個社のリスク(不祥事や倒産等)を軽減するため、分散の効いたETFや投信が一般論としては勧められがちだと思います。

もちろん個別株とはいえ分散されている三菱サラリーマン様においてはこの限りではないと思いますが、リタイアの前後でポートフォリオの入れ換えのご予定があれば教えて頂きたいです。

2に関しては、例えばリタイア直後にリーマンショック級の景気後退が起こる可能性も考えられると思いますが、そういった場合、株価ほどではないにせよ配当金も多少は影響を受けると思います。

ブログを拝見している限り、リーマン級でも減配しないような銘柄を多く保有されていると思いますが、減配の影響はどの程度見積もっておられるのでしょうか?

また、例えばVTなどのETFを中心としたポートフォリオへの入れ替えを検討されているようでしたら、その場合の減配の影響について、何%程度と考えておられるのか教えて頂けたら参考になります。

最後になりますが、私は主にVTやVYM・SPYD等に投資をしており、いずれはアーリーリタイアをと考えています。

2009年頃に投資を始めてからここ10年ほど、指数は右肩上がりの状態が続いており、順調に資産も配当金も増えてきましたが本格的な経済危機は未経験です。

過去のチャート等から株価の下落についてはイメージできるのですが、配当金がどの程度下落するかのデータが少なく、どれくらい余裕を持たせてリタイアするか考えあぐねています。

アドバイス等ありましたら、合わせてお聞かせ下さい。

まず以下2点のご質問について結論から申し上げますと以下の通りです。

.リタイア後も現在の個別株を持ち続けるのか、VTやVYMなどのETF中心に入れ替えていくのか

現在の個別株も保有し続ける予定です。ETF中心にする予定は今のところはないです。

2.景気の後退局面で配当金が下がる可能性があるが、最大で何%くらい減ると見積もっているのか

30~50%程度は保守的に見積もっても良いかなと思っています。

①リタイア後も現在の個別株を持ち続けるのか、VTやVYMなどのETF中心に入れ替えていくのか

まず上記2点のご質問のうちの1つ目ですが、セミリタイア後も基本的には現在の個別株を持ち続ける予定です。ETFも投資候補に常に挙がっていますが、なんだかんだ購入に至っておりません。

そういう意味では、結局私は個別株投資が好きなのかもしれません。ただしSPYDが下押しする局面があれば購入を考えると思います。

②景気の後退局面で配当金が下がる可能性があるが、最大で何%くらい減ると見積もっているのか

弱気相場となり、企業業績も落ちれば減配の可能性も相応に高まりますし、実際にそのような企業も中には出てくるでしょう。

ただし主力銘柄については少々減配については楽観的です。なぜならリーマンショック時でも減配しなかったからです。

そういう意味では連続増配株に投資をするのは、一定程度の精神面における合理性があります。なぜなら彼らは数々の経済危機においても減配してこなかったからです。

対してETFは景気後退局面ではほぼ間違いなく減配されるでしょう。

もちろん、一部個別株においてリーマンショックで減配しなかったから次の景気後退局面で減配しないわけでもありませんし、常に減配の可能性は有ります。

とはいえ、「資産運用はやはり保守的に見積もるのが定石」と私は考えています。なので、最悪50%ぐらい下がるかもしれないと頭の片隅で構えておくぐらいでちょうど良いのではないかと思います。

株価にしてもやはり30~50%程は下がる可能性を念頭に置いておく必要があると思います。

ただこの辺りはどの程度保守的に見積もるのか(=リスク許容度にも関連)は人それぞれではあるのと、ポートフォリオによって大きく変わってくるので、ご参考程度に留めておかれると良いかと思います。

新刊「#シンFIRE論 経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法」
騒がしすぎる世界で、「主体的」であれ
スポンサーリンク

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

Follow me by FREETONSHA

公開日:

コメント

  1. 青空ビーチ より:

    記事として返信頂き光栄です。

    このまま個別株を保有されるのですね。
    確かにETFよりも減配リスクは低いかもしれませんね。

    ETFの減配率に関しても、参考にさせて頂きます。
    株価に関しては50%くらいは覚悟していましたが、配当に関しても30~50%との事で、想像していたより大きく少し驚いています。
    VTやS&P500などと、高配当株を集めたVYMやSPYDではまた少し違うのかもしれませんが、こちらも勉強になりました。

    引き続き、楽しく記事読ませて頂きます。