【MO】2019年1Q決算内容は悪し
アルトリア・グループ【MO】の2019年第1四半期の決算が発表されました。結果は良くなかったです。(売上高単位:百万ドル)
| 2019Q1 | 前年同期比 | |
| 売上高 | 5,628 | -8% |
| 調整後EPS | 0.9 | -5% |
| EPS | 0.6 | -40% |
| 営業CFマージン | 40.7% | -12% |
売上高は前年同期比8%減、調整後EPSは5%減。
売上高低迷の主因は下表の通り、主力のたばこ売上が前年同期比ー14.1%と苦戦しています。

尚、シェアは50.5%から49.8%へと微減。つまり、値下げなしという条件下で市場自体が縮小しているということですね。
【MO】キャッシュフロー増減
ではキャッシュフローを見てみましょう。(単位:10億ドル)

トピックはなんと言ってもCronosへの出資による18.3億ドルのキャッシュアウトでしょう。これがなければ配当支払額は依然営業CFで賄えています。前年で短期借入金として借りたJUUL出資に用いた128億ドルを即座に全額返済する一方で、新たに長期借入金として162億ドルを借り入れています。差し引き34億ドルの借入です。
ちなみにMOの投資支出は370万ドル(=0.37 billion)と営業CFに比べ額が僅少のため、上図では省いています。
尚、2018年1Qのキャッシュフローは以下通り。

なんとも美しいキャッシュフロー増減です。営業キャッシュフローで配当支払と自社株買いをまかない、投資支出は微々たるものというまさにたばこ産業を体現するキャッシュフロー増減と言えます。
尚、2018年1Qに比べ、2019年1Qの営業CFが落ちているのは、売上高の低迷によるものです。
まとめ
アルトリア・グループの主力商品であるたばこ事業が冴えず、売上高・EPS共に前年同期比減少しています。
一方、ガイダンスは変わらず前年比4~7%増の4.15~4.27ドルです。ここが維持されるのか注目ポイントでしょう。
Altria reaffirms its guidance for 2019 full-year adjusted diluted EPS to be in a range of $4.15 to $4.27, representing a growth rate of 4% to 7% from an adjusted diluted EPS base of $3.99 in 2018
(出所:Altria Reports Quarterly Results)
このガイダンス通りであれば、同社は配当性向80%を志向しており、増配率もそのまま4~7%となることが予想できます。
今後このガイダンスが維持されるのかがポイントになると言って良いでしょう。
Best wishes to everyone!