「給料安い・残業少ない」か「給料高い・残業多い」、果たしてどちらが良いか
いつも記事を楽しく読ませて頂いております。私は今大学3年生で就職活動中です。
私は現在、2つの選択で迷っています。
「薄給だが残業が少ない会社」と「残業は多いが給料は高い会社」のどちらを選ぶかということです。
株式投資によって生活費を上回る配当収入を得る事が目標なのですが、三菱サラリーマンさんならどちらの仕事を選ばれますか?
なかなか悩ましい命題ですよね。私が考える案は以下の通りです。
- 困難と思しき方(高給激務)をまず体験し、無理なら薄給ホワイトへシフト
- 割り切って高給を求める
- 「もはや両社とも経験してもいいや」ぐらいの心持ちで臨む
①難しいと思しき方をまず体験してみるという案
こういう場合は、まずやや難しいと思しき方を選んでみて、実際にやってみて無理そうなら比較的容易な方にシフトする、という形は如何でしょうか。
どの程度の長時間残業なのかにもよりますが、私ならまずは高給で残業の多い方を選び、とりあえずやってみます。
もしかすると、意外に大丈夫かもしれないです。何事もまずはやってみないことにはわかりません。感じ方も人それぞれです。
特に会社は就活生が外から見た姿と、実際に内部から見る姿は似て非なるものです。
結局やってみないと、入ってみないと、わからない部分は確実にあります。
この情報の非対称性・ギャップを就活の時期に埋めるのはなかなかに難しいことです。
残業は多いと言われつつも、もしかすると人間関係が良好で助け合いながら頑張れるかもしれないですし、部署によっては残業が多くないかもしれないですし、仕事内容的に実態は単なるダラダラ残業かもしれません。
実際に体験してみて無理なら薄給ホワイトの方にシフトしていくという算段です。
ただ、どちらの方が「一般的な見方として入る難度が高いのか」にもよります。
もし難度が低いとされている方に先に入ってしまうと、高い方に移る方が、低い方に移るより困難かもしれません。
その点も一応心の片隅で留意した方が良いかもしれません。
余程の成果主義で成果を出しまくれるなら別ですが、そうでない場合は自分の力で薄給を高給にするのは難しいです。給与体系は全社的だからです。
対して、残業時間は自身の力で変わる可能性自体はあります。
ですから最初から可能性を狭めてしまうのではなく、より広い可能性がある方を選好した方が良いですよね。
で、そもそもの根本的な話になってしまいますが、「賃金の高低」や「残業の多寡」を仕事を選ぶ際の判断基準にすると、消耗する可能性が高いです。
(ただ、就活する時点ではやりがいや仕事内容が不透明なことが多い以上、上述2要素を判断基準にするしかないのかもしれませんが)
②割り切って高給を求めるという案
配当が給与を上回るのを目標にされているということなので、その意味でも割り切って高給を求めるというのも一案です。割り切るとはいえ、業務はしっかりこなす必要がありますね。
理想的なのは、仕事内容で選ぶ、あるいは自身の専門性で選ぶのが望ましいところです。
好きなことで、且つ成果に比例した報酬があれば残業も比較的苦になりません。
(そんな仕事なかなか会社にはないよと思われるかもしれませんが‥まあなかなかないですよね)
あと、先に残業の多い方を経験してからホワイトに行くと相当楽に感じるはずです。
先に楽な方を経験するより、先にキツイ方を経験しておいた方が楽です。(キツすぎるのは問題外。キツさの程度にもよる。)
例えば色々な国に行くと思いますけど、日本って相当恵まれてます。
食べ物・天気・衛生・治安・社会保障・人々の良識や文明度・マナー等の多様な方面において日本は物凄く恵まれています。(仕事は除く)
住むには本当に素敵な国と言っても過言ではありません。
これは環境がキツい国で暮らしたり仕事をしたりして初めて気づくことであり、その有り難みを感じることができます。
わざわざ苦労せよとは言えませんが、あらゆる方面で充足し、苦労を知らない人は、その有り難みに気付きにくいでしょう。
③もはや両社とも経験してみるか、という心持ちで臨む案
物事の両端を経験しておくのは物事に対する見識や見方の幅を広げる一助になります。
残業でも会社経験ひとつ取ってもそうです。
残業の多い状態も、残業の少ない状態も、どちらも経験するのは悪くありません。
会社も1社ではなく、2社、3社を経験する(出向含む)のも悪くありません。私は実際に出向経験があり、2社以上経験できたのは非常に良かったと思います。
そうすると、自分の中で比較できますよね。片方しか知らないと比較できない上に、その世界しか自身の肌感覚として知り得ません。
なので、最終的にどちらも経験したって良いのです。
この点を考えても、やはりキツい方をまず経験しておくというのも一案です。
ただし会社に無理してまでしがみつく必要はないですよね。
薄給でホワイトというのが本当なのであればですが、本業もしっかり最低限はこなした上で副業にも注力するという選択肢もあります。
その際は本業もしっかり最低限こなすことが肝要です。いくら仕事を割り切っているとは言え、適当にやって他人に迷惑をかける程、というのはいただけませんよね。
まとめ
ポイントは以下です。
- とにかく色々な経験をして見識や見方を広げる
- キツい方を先に経験しておくと後が楽ではある
- 「両社とも最終的に経験してもいいや」ぐらいの心持ち
このあたりを軸に据えて選ぶ材料とするのが良いと、個人的ながら私は思います。
繰り返しになりますが注意すべきは会社は部署によって異なり得るので、本当に全社的にホワイトなのか、本当に全社的に残業が多いのかは見定める必要があります。
また、仕事内容や自身の能力や専門性を生かせるのかという観点で選べれば理想的ですね。
よく”やりがい”という言葉を聞きますよね。
「やりがいってなんやねん」と思ってましたが、自分の知識や言語伝達能力あるいは性格が独自の価値として提供できた時に、「あーこれがいわゆるやりがいなのかもしれへんな」と実際に思いましたし、その考えは今のところ変わっていません。
結局やりがいというのは、他の人には提供できない自分なりの自分独自の価値を他者に提供できた時に感じるものだと現時点では私は結論付けています。
以上のような点に留意しつつ、選ぶことをお勧めします。
Best wishes to everyone!