暴落を待っている時は、暴落がなかなか来ないのが株式市場【積立投資の威力】

18年12月の大幅反落を経て、暴落を待った投資家と、積立を続けた投資家

最近いかにもミスターマーケットらしいというか、そんな株式市場の動きになっているのではないでしょうか。

2018年12月のクリスマスに、S&P500やダウ平均株価などの米国株式市場における主要指数が軒並み大幅反落となりました。

直近で大幅な下落を経験すると、記憶が鮮明ですからまた来るのではないかとリスク回避的な行動を採りやすいです。

そして多数がそのような行動を採ると、えてしてマーケットは反対の値動きをする、つまり高騰することが良くありますよね。

皆が空売りを仕掛けている時は、暴落は来ないというわけですね。逆に市場の高騰による高揚感で、半ば陶酔状態に多数が陥っている時に、突如暴落はやってくる。

12月の下落で狼狽売りした投資家は今般の上昇の波に乗れず、愚直に定期買付をした投資家はこの上昇で非常に報われている形となっています。

特にいつも通り給与が入る月末に買付を行なった投資家は短期的には良いポイントで買えたことになります。

ただ、いつもこのパターン・結果になるわけでは勿論ありません。

もし仮にリーマンショック級の下落に下落を重ねる局面では、早期の狼狽売りは結果的に損失を限定的にします。

とはいえ、一方で「底で買い戻せるか」というとそれは完全に別の話、というか底を推し測って的中させるなどほぼ無理です。

仮に前回的中させたのであれば、市井の一般個人投資家なら十中八九、偶然の織り成す産物と認識した方が無難でしょう。

原因を自分の実力に見出すのは少々考えものです。

更に言えば、リーマンショック級の下落が起こる可能性は勿論ありますが、その頻度は頻繁ではなく、数年から10数年に一度の頻度です。

なので、早期の狼狽売りにかける期待値よりも、定期積立にかける期待値の方が理論上は高くなります。

むしろ中期的に(ひいては長期的にも)、「定期積立でも結果的に底値で購入できた」ということは大いにあり得ます。

株式定期積立の威力とは

これは実際に自分で定期積立しているからこそ感じることですが、例えば以下2銘柄は現時点では綺麗に底値で購入できています。

偶然の産物たち
  1. 【BTI】ブリティッシュアメリカンタバコ
    >>参考:【BTI】業績右肩上がりの英タバコ会社
  2. 【IBM】アイ・ビー・エム
    >>参考:IBMの配当持続性を検証

これは決して自身が上手く購入できたと喧伝する意図ではなく、定期積立が”たまたま”創出した偶然の産物です。必然ではなく、もちろん偶然。たまたまです。

これを個人判断の成果に帰するのはほどほどにしておいた方が良いでしょう。

マーケットと対話するにあたり、「尊大かつ謙虚でない態度」、つまり「自分は投資の才能がある!買ったタイミング良し!」とでも言いたげなもう一人の自身を増長させると、本来、負う必要のなかったリスクを産むと考えます。

基本的には以下ツイートに表される投資方針のもと、盲目的に値下がりしている銘柄を買い付けているわけではありませんが、一定程度は機械的に値下がりしている銘柄を購入するようにしています。

倹約を通じた定期買付によって、愚直に株式保有数を増やし、配当金という可視化された不労所得を積み上げていくという形です。

これは最初の一歩からすると、気の遠くなるほど先の長い道のりに思えてきます。実際に私も途中で何度かそう思いました。100万円買い付けても4万円とかしか配当金増えませんからね…。

しかし「千里の道も一歩より」ということで、最初が一番キツイですが、後からどんどん配当金や元本のスケールメリットに伴って増加スピードを加速させてくれます。

買付のタイミングという意味においては、株式市場というミスターマーケットを完璧に読み解くことは不可能です。

読み解くことに時間をかけるよりも、機械的に積み立てた方が、端的に言えば「人生の有限な時間」、そして「労力対効果」はより好ましいと個人的には考えます。

なにより、そのスタイルが自身にとって非常にしっくり来ています。自身に合っているからと言って万人に適合するわけでは勿論ありませんが、おすすめできる1つの投資手法であることには変わりありません。

>>関連記事:おすすめの資産運用は、配当金を重視した株式への長期投資

引続き現行投資方針を続け、その有効性を示すいわば生き証人として示していければと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

公開日:2019年2月21日