暴落を待っている時は、なかなか来ない株式市場【積立投資のメリット】

本記事は、2019年始・年末当時を記したものです。

2020年も、2番底という観点から果たして似た形になるのか、どうでしょうか。1つ興味深い事象ではありますね。

18年12月の大幅反落を経て、暴落を待った投資家、積立を続けた投資家

2019年がもう少しで終わりを迎えようとしています。

今年は定期的に株式を買い付ける形で積み立てた投資家にとって、単年では良い年になったのではないかと思います。

昨年末から現在にかけて、積立投資という観点から見てみたいと思います。

2019年前半は、いかにもというか、そんな市場の動きになったのではないでしょうか。

2018年12月のクリスマスに、S&P500やダウ平均株価などの米国株式市場における主要指数が軒並み大幅反落となりました。

直近で大幅な下落を経験すると、記憶が鮮明ですからまた来るのではないかとリスク回避的な行動を採りやすくなります

ところがそのような状態になると、えてしてマーケットは反対の値動き、つまり高騰するケースもまた、あります。今年はその象徴的な年だったように思います。

たとえば、空売りが支配的と思しき状況に限って、なかなか落ちないケースと似ています。逆に市場の高騰による高揚感で、半ば陶酔状態に多数が陥っている時に、突如暴落がやってくる、そんなイメージです。

2018年12月の下落で仮に持ち分を売却していると、結果的に今年の上昇の波に乗れず、愚直に定期買付をした投資家は報われた年となりました。

特にいつも通り給与が入る月末に買付を行なっていた投資家は、2018年末で少なくとも短期的には非常に良いポイントで買えたことになります。ただ、いつもこのパターン・結果になるわけでは、もちろんありません。

もし仮にリーマンショック級の下落に下落を重ねる局面では、早期の売りは損失を限定的にします。

とはいえ、一方で「底で買い戻せるか」というとそれはまた別のお話ですね。

仮に的中させたとしても、十中八九、偶然の織り成す産物と認識した方が無難と思います。原因を自分の実力に見いだすのは考え物です。

さらに言えば、リーマンショック級の下落が起こる可能性はもちろんありますが、その頻度は頻繁ではなく、数年から10数年に一度の頻度であってきました。

なので、早期の売りにかける期待値よりも、定期積立にかける期待値の方が理論上は高くなります。(景気拡大局面が終盤と思しき2019年末現在はこの限りではありませんが)

今後も資本主義が継続し、市場が右肩上がりという前提下では、初期の一括投資に一定の合理性があるわけですが、一括投資と低ポジション、その中庸をいくのが、積立投資。こういうことになろうかと思います。

株式定期つみたて、魅力的に感じる局面とは

これは実際に自分で定期的に買付していたからこそ感じることですが、例えば以下2銘柄は、結果的に大底で購入したことになります。

偶然の産物たち
  1. 【BTI】ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
    参考:【BTI】業績右肩上がりの英タバコ会社
  2. 【IBM】アイ・ビー・エム
    参考:IBMの配当持続性を確認

もちろん、たまたまです。

定期積立が”たまたま”創出した偶然の産物です。個人判断の成果に帰することではないですね。

マーケットと対話するにあたり、「尊大な態度」、つまり「自分は投資の才能がある、買ったタイミング良し」とでも言いたげなもう一人の自身を増長させると、本来、負う必要のなかったリスクを産むと考えます。

定期買付によって、資産形成を行ってきた

サラリーマン時代においては、支出の最適化を通じた定期買付によって、愚直に株式保有数を増やし、配当金という可視化された所得・キャッシュフローを積み上げていくという形です。

これは最初の一歩からすると、気の遠くなるほど先の長い道のりに思えてきます。

その一方で「千里の道も一歩より」ということです。後から配当金や元本のスケールメリットに伴ってスピードは徐々に速まったと感じます。

買付のタイミングという意味においては、市場を完璧に読み解くことは不可能です。

読み解くことに時間をかけるよりも、機械的に積み立てた方が、端的に言えば「人生の有限な時間」、そして「労力対効果」はより好ましいと個人的には考えます。

なにより、そのスタイルが自身にとってしっくり来ていました。

自身に合っているからと言って万人に適合するわけではもちろんありませんが、おすすめできる1つの投資手法であることには、変わりありません。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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公開日:2019年2月21日