【OHI】現在買いたい銘柄No.1
Omega Healthcare Investors Inc(NYSE上場、ティッカー名:OHI)
この銘柄欲しいんですよね。特長は以下の通り。
- 20四半期連続増配
- 過去10年間の年間増配率:9.5%
- 直近配当利回り:7.9%
更に、2003年から毎年増配を行う連続増配銘柄でもあります。
また、何がすごいかと言えば、普通は年度毎に増配が行われることが多い米国株の銘柄群と異なり、当該REITは四半期ごとに0.01ドルずつしっかり増配を行っています。
年間増配率9.5%というのも申し分のない数字となっています。
配当利回り7.9%というのも非常に”sweet”な水準となっていますね。2017年9月時点の直近株価は低迷しておりValuationは十分に魅力的な水準となっています。
【OHI】配当推移
OHIの配当推移はご覧の通り、2003年から綺麗な右肩上がりを描いています。
2006年:$0.96 → 2016年:$2.36
10年でおよそ2.5倍と申し分のない良好な推移を見せています。
ベビーブーマーで増大するアメリカのヘルスケア市場
米国のヘルスケアリート第1号は1970年まで遡ります。そこから47年という時節を経て、銘柄は多様化し、安定したキャッシュフローを背景としたディフェンシブセクターとされながらも高い成長を描いてきました。
ヘルスケアリートの特徴
ヘルスケアリートというのは、高齢化という人口動態と、高い需要に基づく安定したキャッシュフローを特長としており、上述の通り景気感応度の低いディフェンシブセクターとされています。
ヘルスケア施設、つまり老人ホームや介護施設、高齢者住居施設、或いはメディカルオフィスビルの所有者となっているのが、この米国ヘルスケアREITの特徴です。
ちなみに日本で言えば、日本ヘルスケア投資法人(直近配当利回り5.0%と、こちらも魅力的な水準であり、買い増し候補銘柄の1つ)がヘルスケアリート上場第一号としてありますね。
ベビーブーマーの存在
「ベビーブーマー」と呼ばれる戦後(1946年~1959年)生まれの高齢者人口とその比率の増加を背景として、ヘルスケアの需要は増大しています。このベビーブーマー世代は2017年時点で58~71歳であり、2030年にはスキルドナーシング施設を実際に利用する時期に突入します。
当該世代がシニアケアを必要とする段階に入ってきており、今後15年間は労働力から退職者へと移行する人数の更なる増加が見込まれており、ヘルスケアニーズの更なる増大が見込まれているシニアケア市場。
スキルドナーシング施設というのは、公的医療制度のメディケア(Medicare)、メディケイド(Medicaid)に支えられて米国で供給されてきた歴史があります。
しかし、このスキルドナーシング施設は築年数が30年を超えるものが増え、且つ直近政府のメディケア、メディケイドに対する財政負担が増大していることから、制度の存続を疑問視する声あり。
メディケア、メディケイドと呼ばれる公的扶助に依存する企業がマーケットで不安視されており、それに関連するリートであるOHIも直近株価は下落しているといった状況となっています。
しかし、そのメディケア、メディケイドに依存する企業自体の収益性とOHIは直接的な関係があるというよりかは、ヘルスケア系のテナントが居て、その家賃収入が入ってくる限り、OHIの家主としての地位は保証されますので、その点は留意する必要があると思います。
しかし、日本の証券口座では買えない・・・
そんな非常に魅力的な米国REITであるOHIですが、SBI証券やマネックス証券等々日本の証券口座では当該銘柄は取り扱われていないので、購入できないのです。
よって現状は、米国の現地証券会社に口座を開設する等しないと物理的に購入できない状況となっています。
ただ米国証券会社は一般口座のみで確定申告必須であったり、資金量によっては入金手数料や口座維持手数料が必要だったりと結構面倒な点もありますので、ちょっと検討・吟味の上、決めたいと思います。
(追記)
配当侍さんから、日本の証券会社に銘柄追加リクエストをすれば、要望が通る可能性ありと伺い、早速マネックス証券の問い合わせフォームにて、OHIの取り扱いをしてもらえないか聞いてみました。
日本の投資家にも資する銘柄だと思うので、ぜひ追加頂きたいところですが、マネックス証券さんの回答を待ちたいと思います。
(追記2)
マネックス証券から以下回答を頂きました。
ご連絡をいただきましてありがとうございます。
ご要望をいただいておりました米国株取引サービスの
取扱銘柄追加の件につきましてご連絡いたします。ご連絡いただきました「OHI」の当社における
お取扱いにつきまして確認いたしましたが、恐れ入りますが、
金融庁に届出がされていないREITのため、
また、「EPD」につきましては、会社の形態がMaster Limited Partnershipのため、
分配金支払いの時に課税部分と非課税部分が混在することがあり、
現状、対応できない状況でございますこと、ご了承くださいますようお願いいたします。
以上をこのたびのご説明といたしますが、
ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。今後ともマネックス証券をよろしくお願い申し上げます。
ということで、マネックス証券での取扱いはかないませんでした。
残念‥!
Best wishes to everyone!