ラオスと東京と幸福
まずはこちらを見て頂きたいです。
ラオスにある、マルハン銀行で勤める日本人のお話です。
9月13日 マルハン銀行ビエンチャン支店見学
29歳の若手社員がラオスの文化、経済から自分がラオスに来て変わった部分まで詳しく話してくれました。
私にとって一番興味深かったことは、黒崎さんの幸福についての考え方です。
黒崎さんは3年前までは毎朝満員電車に乗って会社に行って、夜、終電で家に帰っていました。
急にビエンチャンに転勤して、周りのすべてが不便になりました。病院の先生も資格がなくて、散髪さえもなかなか良い店を見つけられませんでした。
しかし、黒崎さんにとって、東京での生活よりは幸福度が高いです。ラオスでゆっくり生活ができて、仕事のためだけに一所懸命頑張らなくてもよく、雨の日には会社に遅れて出勤しても許されます。
幸せを感じられない勤勉な日本人と貧乏でのんびりした生活を送っているラオス人はどちらが良いと感じるかは人によって違います。
私にとってはお金のために一生懸命頑張るより、自分が心から幸せを感じられる生活を送りたいです。そう考える機会を得ることができたのは、ラオスに行って一番大きな収穫です。
私たち現代日本人は、これを見て何を感じるのでしょうか。示唆深い文章です。
東京で毎日満員電車に揺られながら、室内のパソコンの前で1日の大半を過ごすことは、やっぱりどこか非人間的のように感じるのは、気のせいでしょうか。
時間厳守の日本 vs 遅刻OKなラオス
対照的な両者ですね。
物事は表裏一体であり、一長一短はあるとは思います。
私の通っていた中学と高校は自由な校風でした。
友人5人と13時に待ち合わせをしても、13時半に1人目が来て、全員が揃うのは14時半、なんてことも結構ありました(笑)。完全に沖縄タイムです。
便利な日本 vs 不便なラオス
便利だとそれが当たり前になってしまうんですよね。
海外から日本に帰ってくるとまずトイレの綺麗さに感動するというのは、よくあるお話だと思います。
この前アーティストのGacktさんも「30代は仕事ばかりしてたから、一度立ち止まって人生を見つめ直し、マレーシアに移住した」という番組がテレビで放映されていました。
すまじきものは、宮仕え
これは大正生まれの祖母が、よく口にしていた言葉です。
「宮仕え(会社勤め)は大変なものだ」
というところでしょうか。
私の祖母は、本当に色んな言葉・風習などを知っていました。以前からこのような言葉があったのかと驚いたのを覚えています。
どのお宮にどう仕えるのかを自分で取捨選択できる状態、つまり経済的自由を達成すべく、引き続き節約(支出の最適化)と配当再投資を行なって、雪だるま式に資産を増やしていくことを、改めてここに強く誓いたいと思います。