騰落レシオで見る過熱気味の日経平均

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騰落レシオ

騰落レシオとは、東証一部全銘柄を対象に、下記式で表せます。

騰落レシオ=値上がり銘柄数 ÷ 値下がり銘柄数 × 100

一般的にこの指数が120を超えると過熱感があるとされています。

実は日経平均は10月中旬に既に120を超え、それから現在までずっと120を上回る数値で推移しています。

12月中旬には騰落レシオは180にまで達しており、過熱気味どころか過熱そのものと言えるでしょう。

2ヶ月以上騰落レシオが120を超えた状態であることは頭の片隅どころか頭の至る所に置いておいても良いかと思います。

相場は行き過ぎるもの

しかし相場というのは往々にして行き過ぎるものです。

「まだはもうなり。もうはまだなり。」を地で行く相場となっています。

流石にそろそろ調整があるだろうと思っていたりする人が多い時点では、まだ相場は上を目指すことがよくあります。

もし今回がバブル気味の勢いと仮定すれば、22,000円は軽く超えるでしょう。

一方で誰もがまだまだ上がると思ってる時ほど暴落したりするものです。

つまりなかなか天井を読むことは難しいわけです。

ではどうすればいい?

やはり買い付け余力をある程度確保しておくことが重要だと思います。

手持資金に株式に回せるほどの余裕があるとついつい購入して配当収入額を増やしたくなるものですが、買い付け余力がゼロに近いフルポジション状態ですと、いずれ暴落が来た時に勇気を持って買い増しできなくなります。

これは大きな機会損失となります。今年で言えばブレグジットのような絶好の買い増しチャンスを逃すことになります。

ですので、資産全体の10%程度は買い付け余力としてキープしておきたいと思います。

そうすればむしろ暴落を待ちわびる気持ちも出てくるぐらいです。

来年はEUの政治リスクや新興国からの資金流出リスクが顕在化する可能性があるので、それが市場の波乱要因となれば躊躇なく買い向かいたいと思います。

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