日本株高が実現するための3つの要素(2016年)

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日経平均もダウ平均株価も相変わらず堅調ですね。

日本株についてはこれで4週連続の外国人投資家の買い越しが続いています。日本の政治が他国と比べて安定していることが背景と言われています。

加えて米国の長期金利の上昇が続いています。通常であれば日本の長期金利の上昇に波及するところですが、日銀のイールドカーブコントロールによって長期金利の抑制が行われています。

その結果、日米金利差の将来的な更なる拡大、それがまた円安に繋がり、日本株高の要因にもなり得ることも材料視されていると考えます。

ゴールドマンサックスもJPモルガンもここに来てTOPIXの2017年目標値を引き上げています。

日本株高の3要素

  1. 日銀のETFの断続的な購入に加え、
  2. 外国人投資家の資金還流、
  3. 原油高による中東政府系ファンドの株式市場への再参入

こういった状況となれば、需給は相当引き締まり、個人投資家の利益確定売りを難なく吸収していくと思います。

もちろんこれ以外のリスクオン・リスクオフ要因も大きな影響を及ぼします。

しかしいずれ日銀も量的金融緩和の出口戦略を考える時期が来ます。その際今まで買い方にまわっていた日銀は大きな売り圧力となるでしょう。

遅くとも黒田総裁が任期を終えるまでに日本株はやはり売却しておきたいところです。

最近の株高で、日本株は優待銘柄以外は徐々に売却を進めています。

上場インデックスファンド豪州REITや、米国電力株の下押しがあれば順次拾っていきます。

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公開日:2016年12月10日