就活という特徴的な活動
私も以前、就活という日本特有の事象に参加している時期がありました。
白いブラウスに黒いスーツ、黒い靴に黒い鞄。
北京留学から帰ってきた直後だったので、その光景に、やや驚きました。
友人のなかには、その画一性への反抗心から、しばらくぶらぶらしたのち、一念発起、難関資格へ、といった人もいました。
日本の就活は、やや奇妙に映った
私は当時から、就活には違和感を持っていました。
労働者というのは、自分の有限の時間を消費して労働力を提供し、その対価として賃金を得るとも解釈できると思います。雇って”もらう”とか雇って”頂く”わけではなく、労使というのは本来対等な関係であるはずです。
その一方、お金の話は就職説明会でタブーとされていたりと、やや解せない部分もありました。また、就活生が企業に質問する際も、機械のような質問をする人が多いのも印象的でした。
就活無双するには、自分の軸を持ち、企業に媚びる必要なきよう努力を積み上げておく
多くの就活生は企業に対して媚びているように見えました。
採用される為に媚びる必要は、本来ないですね。なぜなら、採用とはそもそも、お互いが見定める場であるからです。
「雇ってもらうというより、対価として労働力を提供する」ぐらいの気持ちでちょうど良いのではないでしょうか。
もちろん「私は労働力提供する身です」と実際の面接の場で口に出すのは不味ですし、態度で表す必要も当然ありません。あくまで、控えめな人はそれぐらいでちょうどバランスが取れる気がします。
面接での心構え①こちらが企業を見定める(ぐらいの気持ち)
面接でも、心構えは以下のような感じが一案ではないでしょうか。
「どんな質問をしてきて、私の回答にどんな反応をするのか、こちらもこちらで見定めよう。」
就活生は企業側に選ばれると同時に、就活生が企業を見定める場でもあります。その結果次第では、こちらから辞退しよう、という判断材料とする場でもあります。
企業の求める理想像を研究して、それに自分を合わせるのは不味と思います。それで内定をもらっても、あとがしんどい。だって本来マッチングしないのに無理に合わせてマッチングしたところで自分がしんどいだけです。
企業に採用して”もらおう”という考えは、その時点で気持ちが負けているとも解釈できます。就活という雰囲気に呑まれています。
「ま、いっちょどんな企業か見にいきまひょか。あっちに来てほしいぐらいやけど、しゃあないなぁ」
とあえて強気の心構えに持っていくのも一案です。あくまで「冗談半分」で思う形です。本当にこう思うというよりは、こう考えて弱気な気持ちとバランスを取るというニュアンスですね。
面接での心構え②面接官に印象を残す
とにかく数多の就活生が面接を受けるわけですから、面接官の方も大変だと思います。同じような人がいたら飽きてきますし、印象に残らない。
印象に残らないと採用されるかは疑問です。他に同じような人がいるなら、その人を取る必要がないからです。
なので、私は面接の際には、「相手に印象を残すことが出来れば」と思っていました。
某企業の2次面接で、待合室に自由に飲めるリンゴジュースが置いてありました。
結構のどが渇いていたので、3本ぐらい一気に飲み干しました。
そして待合室で一定時間待たされたあと、いよいよ面接室に通されます。扉を開けて開口一番、
「すみません、待ってる間にリンゴジュース3本も飲んでまいました(笑)」
面接官は一瞬ぽかーんとし、「え、3本!?w」。一か八かでしたが、あとは終始雑談だけで通過。良くも悪くも印象は残ったかもしれません。
面接での心構え③必ず1回は面接官から笑いを取る
面接官もずっと座って、同じような面接を受けてたら退屈だと思います。
そこでなんか変なオモロイやつが入ってきたら興味を持つし、その他大勢と異なっていればこいつようわからんけど、不思議なやつやなぁってなるかもしれません。
私は面接する際は、必ず1回はウケを取ることを自分に課していました。
これやってみるとゲーム感覚になるので、意外に楽しい一案です。もちろん攻め過ぎたら本末転倒です。単に変な人で終わってはいけないので、バランスも当然必要と思います。
ほぼ全ての面接で面接官に笑って頂くことが出来ました。面接を受けるというか、いかに相手を笑わせるかという関西人気質の真剣勝負に毎回挑んでいた気がします。
一次面接に受かったら・・
一次面接に受かったら、自分にこう言い聞かせるのも一案です。
「仕方ないなぁ、A社も俺のことそんなに欲しいなら、仕方ない。二次面接もちょっくら行ってたろか、しゃあないなぁ~(照」
これぐらいでちょうど良いと思います。
このセリフを本当に信頼の置ける友人(就活のしていない友人に限る)に、二次面接前に声に出して電話で行ってみると効果てきめんです。言霊を宿しましょう。
あくまで心構えです、これぐらいの心構えでいると、面接で物怖じするリスクを下げられると思います。
強気な就活をするには、自分に絶対的な強みが必要
もちろん強気な就活には、自分に絶対的な武器が必要です。自分の努力なしで、対等だ対等だと言っても説得力がありません。
例えば中国語やスペイン語の上手さはネイティブ級だ、とか絶対的な強みを持っていたほうがベターです。
人間は好きなことをするのが一番です。好きこそものの上手なれ、好きであれば努力を努力と思わず、知らないうちに上手になっていきます。
「お金をもらってるんだから、いやなことをしてあたりまえでしょ」という考えは、やや古いと思います。
もうそんな時代ではないと思いますし、自分の強みを伸ばすことが先決と思います。
就活でもなんでも同じですが、こちらから求めるより、相手から求められたら行こう、ぐらいの心構えの方が状況が好転する場合もあります。
求めれば逃げる、求めなければやってくるという字句は、逆説的かもしれませんが示唆に富んだ現象だと思います。
Best wishes to everyone!
年収の高い企業に入って株式を積み立てる、これが経済的自由を達成し、財を成す為の安定的な1つのベターな解になり得ます。
ちなみに、私もしてますが就活した後でもDODAエージェントサービスなどのエージェント系人材会社には登録しといて損はないです。
こちらも逆オファー型です。