純資産額は過去最高を更新、金融市場の状況を確認

純資産額は過去最高を更新

昨今、投資家のあいだで資産額の報告が相次いでいるそうです。

ほかの投資家の動向を追いかけているわけではないので、あくまで伝聞ですが

それだけ金融市場が活況ということですね。

私もご多分に漏れず、1年前の以下記事の頃から過去最高を更新しました。

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株式以外の資産クラスが台頭

過去1年、ゴールドやビットコインが飛躍しました。

純金上場信託(現物国内保管型)【1540】

ビットコイン価格推移

これらを相応に組み入れているファンドは投資成績が非常によい結果になっています。

逆に言えば、ファンドマネージャーはゴールドやビットコインを一定比率ポートフォリオに組み入れざるを得ない状況になっています。

明暗を分ける「供給制約の有無」

ゴールドとビットコインに共通するのは「希少性」です。ゴールドは埋蔵量が、ビットコインは採掘量が、それぞれ物理的にかぎられています。

対照的に、米ドルやユーロなどの既存の法定通貨は、供給量に制約がありません。輪転機をまわせば物理的にいくらでも紙幣印刷できます。

ばらまきが横行した結果、マネーサプライ(M2)は世界的に増え続け、株高の原動力にもなっています。

そうして中央銀行のバランスシートは拡大し、世界的に政府債務が膨張してきた「前例なき時代」を迎えています。

需要なき経済成長を追い続けるのか

生活必需品が行き渡っているにもかかわらず、政府支出の拡大等を通じてなんとか需要を喚起し、GDP・経済成長という霞を追いかけているように私には見えます。

しかし政府債務の膨張もいずれは臨界点があることは16世紀の南米銀の大量流入によるインフレ、ジンバブエやアルゼンチンの例が示唆しているかと思います。

現に今年に入って国債市場はとみに警鐘を鳴らしています。米国の37兆ドルの借金はどう返すのでしょう。日米ともに先送りを重ねています。

いずれ金融市場でこれまで蓄積された歪みがなんらかの形で発現してもおかしくないと思いますが、起きるとしてもいつなのかは定かではありません。

ただそのようなテールリスク(まれにしか起こらないはずの想定外の暴騰・暴落)が起きてもよいように、投資家はポートフォリオを分散しておく必要があるかと思います。

所感

資産が増えてよろこばしいと手放しで歓迎するというより、以上のような現在の経済システムや金融市場のゆがみもあらためて認識するところです。

こうした視点は、巨視的な平衡感覚を保つためにも持ち続けていたいなと思います。

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