景気後退局面ではディフェンシブセクター・高配当株が強い

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ディフェンシブ銘柄の持つ安心感

日本株下落してますね。

米大統領選でヒラリー・クリントン優勢という報道が大勢を占めているものの、トランプリスクを市場が意識し始めているようです。

実際にEU離脱の時は、残留優勢と報道されていたところで、まさかの離脱派勝利という結果になりました。

そのため、市場参加者も「もしかしたら、優勢とか言いつつまた劣勢と報道されてた側が勝つのでは。。」と思ってもなんの不思議もありません。

しかしこんな市場環境であっても、やはりヤクルト等のディフェンシブ銘柄は強いです。「アメリカの大統領がトランプになったから、ヤクルト買うのやめよう」とは確かになりません。

景気拡大局面でのディフェンシブセクター・高配当株のリターン

ディフェンシブセクターは景気拡大局面では、資本財などに代表される景気敏感セクターなどの他セクターにパフォーマンスは劣後しています。

高配当株は少し劣後という形。

景気後退局面でのディフェンシブセクター・高配当株のリターン

景気後退局面ではやはりディフェンシブセクターや高配当株の底堅さが際立っています。

確かに逆に商社や海運等の景気敏感株はかなり売られやすいです。となると当然みんな、市場がリスクオフの時でも値動きの安定している、食品やヘルスケア関連株を買いたいですよね。

みんな考えることは同じです。結果、食品やヘルスケア関連株は割高な水準で、商社や海運は常に低PER・低PBRで放置されてることが多いです。

やはり景気敏感株はあまり配当金生活には向いていません。配当もかなり変動がありますから。

理想は食品やヘルスケア関連株等のディフェンシブ銘柄が下落するところを拾うのが良いんですが、みんなも拾いたい為、押し目はあまりありません。

押し目待ちに押し目なし、です。

米国優良鉄板銘柄

最近はシュミテクトでおなじみのGSK、同じく製薬大手のファイザーが下落してるので、これを拾うのも良いかもしれません。

製薬株は独特の値動きをしますから、安定したポートフォリオを組みたければ一部ポートフォリオに入れるのも一手でしょう。

強固なポートフォリオを築くには、やはり連続増配年数の長い高配当ディフェンシブ銘柄が良いと感じます。P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)やJNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)、KO(コカ・コーラ)などは鉄板です。

これらの銘柄は保有していても安心感しかありません。どれだけ景気が悪くなったとしても、生活必需品を買い控えることはしませんし、飲み物を飲まないようにしようとは、人間決してなりません。

よっぽど革新的な商品が取って代わることがない限り、この鉄壁のブランド力を代替できるものはなかなか現れることはないでしょう。

PGやJNJは私のポートフォリオにもぜひとも組み入れたいところですが、株価が上がりすぎていて手を出せる水準にはありませんので、引き続き監視銘柄として、リストアップしておきたいと思います。機を見て買いを入れたいところです。

Best wishes to everyone!

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公開日:2016年11月3日