楽天証券アナリスト、キオクシアに対して超強気
キオクシアの株価について、楽天証券経済研究所の今中能夫氏による興味深い解説が公開されていました。
キオクシアの今後の株価に対して「超強気」とも言える見方を共有します。
キオクシアの株価に「極端な割安感」 楽天証券・今中氏の解説
今回の解説(8月3日公開)で印象的なのは、今中氏はファンダメンタルズ、つまり来期予想PERからすると「極端に割安で、買い場と見ている」と言及しました。
割安になった主因として、「韓国のレバレッジ取引の急激な巻き戻し」を挙げています。
同氏は、私の記憶が正しければ、株価が6万円や7万円の頃からキオクシアを割安と言及し、のちにSKなどの巨額の設備投資報道を受け、「これは予想外だった」とも言及しつつ、割安との姿勢を維持しています。また、今般、目標株価も14万円を維持しています。

「トウシル」より
私は目標株価14万円まで強気にはなれませんが、来期コンセンサスEPS13,860円から見たPERは現状3.5倍なので、「極端な割安」という表現は同感です。
他方、市場は先取りして株価を織り込んでいくので、「増益モメンタム(勢い)の鈍化が確認され次第、モメンタム勢からは売られやすい」というのもまた事実かとは認識しておきたいです。
自社株買いの超速終了が昨日発表され、今後は「東芝の売り」と「信用買い残の多さ」という需給マイナス要因が潜在的に依然控えていることになります。
キオクシアに対して私はモメンタム勢(上がれば乗るが、下がれば弱気目線)的な見方になりがちなので、安値圏では慎重、上昇モメンタム再開なら強気、という風見鶏的な傾向があろうとは思います。個人的には銘柄としての旬は過ぎているのでは、との思いがよぎりつつあります。
対して今中氏は一貫して強気姿勢といったところです。
なお、現在のキオクシアによる確定利益は1,850万円程度となっています。TOPIX組み入れによる需給改善は10月に向けてなので、失地回復戦となるかはある程度の日柄を見る必要があると思われますが、基本的に業績がピークアウトする前に株価はピークアウトすることは認識しておく必要があると思います。
ちなみに、AIによる試算では今後の期待株価は以下の通りです。
- 3か月期待株価:約57,500円
- 6か月:約57,000円
- 12か月:約49,750円
- 24か月:約44,800円
短期的にTOPIX組み入れによる需給改善で期待値としては上向きながら、中期的にはNAND供給増と価格調整の確率が上がることを織り込んでいます。
この場合、現在の株価48,000円程度はむしろ妥当な株価圏ということになり、3万円台で買い増し、5.5~7万円の水準では積極的に一部利確という判断になろうかと思います。
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