キオクシアの出来高が減っている、ファンダメンタルズと需給

キオクシアの出来高が減っている

今年に入って新たに試みた投資手法は、売買代金の多い銘柄を投資対象とすることでした。

キオクシアはその急先鋒だったわけですが、最近出来高が往時と比べて控えめなんですよね。大底を打った時に出来高が突出したあと、やや先細り気味。

あまりこういう傾向が続くようですと、モメンタム勢がまず離れていきそうですね。株式市場にはキオクシア以外にも銘柄はあるわけで、値動きがとぼしいようだとあえてキオクシアにご執心になる必要がなくなります。

もっとも、筆頭株主となっていた東芝が報告書を提出したように、この1か月で買いの勢いが強い日に断続的に大口の売りをぶつけてきており、そのせいで一時的に値動きが抑制されている面があるようです。

ファンダメンタルズに新たな材料

先日、Citiの著名アナリストがメモリ価格が2027年の前半にピークを打つとの予測を出し、マイクロンの目標株価を引き下げました。「27年末までメモリ価格の高騰は続く」というのがこれまでの市場のコンセンサスだったので、この予測が事実となるなら明確な悪材料です。

ただ、キオクシア自体はメモリ価格がピークを打った後も業績は成長していくとのコンセンサスは不変のままの模様。ただ、アップルが中華勢のメモリ調達を検討するなど、以前のようなメモリ価格の高騰持続に対してネガティブとなる報道が相次いでいます。

このように、なにかの価格が高騰すると、それを取り巻く利害関係者たちはどうにかして安く調達しようと、新たに調達代替先を探したり、技術開発によって消費量を減らそうとしたり、そのようにして永遠と価格が上がり続けないような市場メカニズムが働いていくわけですね。

キオクシアの株価が10万円に向けて上昇していた時は、この手の報道は今より極端に少なかったです。せいぜいGoogleの新技術でメモリ使用量が減るかもしれない、との懸念で調整した程度。

需給

つまりファンダメンタルのフェーズがやや変わってきている感じはあります。本来ならこの時点で売ってもよいのですが、キオクシアの場合10月に向けてTOPIX組み入れによる大口の買い需要が断続的に生まれるのと、自社株買いという2つの需給改善要因が控えています。

したがって、ファンダメンタルズは微妙になってきているが、需給は好転する材料が控えている、と言えようかと思います。なので、まだ保有継続しているという状況です。後者の材料がなければもう売っています。

今の状況を整理すると、以上のようにまとめられそうです。

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