キオクシアに関して(需給・チャート・ファンダ・保有状況)
キオクシアは本記事中段のチャートに示す通り、典型的とも言える山なりの弧を現状描いています。
最高値112,700円から昨日終値時点で33%下落。本日時点のPTSでは70,000円まで下げているので、高値から実に4割近く下げています。
本記事では、このところブログに記してきた売買内容や所感等を一旦まとめます。
保有状況
断続的に利確や買いを重ね、株価11万円弱で全利確。その後、先般の下げで最高利益額3,450万円から約10%を削られましたが、しっかり勝ちで終えることができました。
この手の銘柄においては勝ちで終えることが何より重要と認識します。私も含め人間欲をかくので、利益が伸びれば(さらにイケるのでは…)と耽溺しがちですが天まで上る相場はなし、と。
今回この暴力的な下げを回避できたのは、テクニカル(チャート)の知識に依るところが大きいと思います(テクニカル分析自体はこちらに書いてきました)。以下記します。
チャート

Xでもつぶやきましたが、キオクシアの上昇局面は5日線を割ってもすぐ戻ってきてたんですよね。しかも最高値を続けて更新していたので、しこり玉のない真空地帯で需給が軽かった。要は今よりスルスル上がっていたわけです。
その後のテクニカルの観点を、時系列で以下記します。
最高値を記録した6月22日。形は悪くないものの、出来高少なめ。ふむ…という感じ。
翌23日、2倍近い出来高で大きく反落。警戒レベルが高まります。
その後は数日、下ヒゲを付けつつ上昇する日もありますが、なんせ始値より低く終わる。利確売りに相当押されてきたなぁ…という感じ。このあたりで利益を少し削られます。
ほどなくして短期線が垂れてきます。これ調整あるかもしれへんな…という感じ。その頃から引け後PTSが明らかに弱くなり始めます。投資家心理・需給悪化の兆候。しっかり勝ちで終えるためにも手はお膝へ。
そして7月2日、ついに25日線を割り込みます。しかも下放れて出来高多めという典型。警戒レベル高止まり。
需給
次に需給の観点です。顕著に悪化したのが、6月26日分。信用倍率が11倍程度だった前週から、28倍に急激に悪化。4月は10倍以下だったので、相当増えたことになります。
この頃ちょうど、SNSで連日話題になっていました。しばらく眺めていたものの勢い新規参入した人が多かった週かと思います。
信用倍率の悪化は上昇しているうちはいいですが、崩れ出すと投げる人が増えるのと、しこり玉が出来て上値が重くなる要因になります。逆に高値更新時は需給が良化する日も結構あったので対照的。
もし今日、株価がPTS並の7万円以下までさらに大幅続落するならば、切る人が増え、需給がやや軽くなる可能性も感じます。
ファンダメンタルズ
以上のように、チャートと需給は警戒を要したと。ただ、ファンダだけ見ればなまじ買えてしまうように感じる状況でした。とくに今は以前より悪くない水準に一見映ります。
高値圏ではそれまでのPERレンジ6~10倍を上抜けていたわけですが、もし株価6.6万円なら予想PER7倍(もちろん、これは現在の市場予想EPSを前提とした話であり、NAND市況や来期コンセンサスが下振れすれば、見かけのPERは容易に切り上がります)。
そもそも11万円弱で利確した背景は、この時もう予想PERは10倍を超え、「ここから新規で買うか?」と自問した時に「否」と思ったので売りました。いま7倍まで落ちてきているなら、買うのも選択肢に見えます。
予想PER7倍換算で、株価66,000円。このあたりならリスク・リワードがここ数日よりはかなり良く、ホイホイ打診買いしそうになります(ただしあくまでファンダにかぎった観点であり、ハイパースケーラの動向等が変わって(例:アップルが中国からメモリ調達)、許容PERが切り下がれば機能しないのが難しい)。
頭には「大相場のあとに買いはなし」との格言もよぎります。大きく反落したあとは、しこり玉が残っていることを意味するので、高値を再び取るにはそれまでより大きなパワー(出来高)が必要であり、構造的なトレンドの変曲点の可能性もあります。
株価の動きはまったく読めません。ただ、解像度を上げる可能性がある形はチャートに現れることがある(結果論の可能性)といったところでしょうか。
まとめ
- 判断が難しくなってきたら、無用に手を出す必要はなく、静観が吉
- 大相場では「負けないこと」「勝ちで終えること」が最優先
- 利確の判断は「ここで新規で買いたいか?」と自問
- テクニカルの知識は役に立つ
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