小さな逆境は、時折ほしくなる
先日テニススクールで、ひょんなことから初めて中級クラスでプレイすることになりました(通い始めて2年、ついに中級で打てるように!)。
最初は初中級クラスだと勘違いしていて、途中で中級クラスに紛れ込んでいたことに気づいたのです。
すると不思議なことに、その瞬間から心理的な負荷を感じました。
気づくまでは「初中級と同じぐらいのレベルだな」と感じていたのに、「あ、この人たちは中級だったのか」と認識した瞬間、急にプレッシャーが生じた。
要するに、実力差そのものというより、こちらの認識が変わったのです。
ラベルに影響された、ということなのだと思います。
ほぼ初心者から始めた私にとって、中級クラスは長らく格上の存在でした。
それでも実際に入ってみると、プレッシャーを感じながらも、遜色なく打てた時間帯もありました。
この経験が、思いのほか印象に残っています。
「心理的な負荷を感じながら何かに取り組む」
この感覚を、今ならかなり好意的に受け止められます。FIREする前よりも、むしろ今のほうが。
おそらくFIREしてから、心理的な負荷がかかる活動は、時に必要なのだと感じるようになったからだと思います。
FIRE前の自分にそう言っても、きっと理解できなかったはずです。
拙著『シンFIRE論』にも書いた通り、心理的な負荷がかかる活動は、場数を踏むことにつながります。
そして場数をどれだけ踏めたかは、厚み・包容力・対応力をつくる大きな要素になるのだと思います。