半導体株の下げは調整か、トレンド転換か
今般の半導体の下げは、AI開発の巨額の資金の出し手であり先導役のデータセンター事業者であるハイパースケーラー(Google・Microsoft・Amazon・Metaなど)の株価が小さからず下げたことが波及したと映ります。
ハイパースケーラーの巨額の資金拠出があるからこそ、ツルハシを売る日本株の半導体株も潤っている以上、ハイパースケーラーの動向は今後も日本の半導体株に影響を及ぼすものと思われます。
ファンダメンタルズが根本的に変わったという情報は持ち合わせておらず、その線でいくならばトレンド転換というよりは一時的な調整という線が濃くなるのだろうと思わせます。ただ、材料はチャートにまず速報的に現れることもよくありますね。キオクシアも半導体ETFチャートも、テクニカル的に直近の大陰線でしこり玉が少なからず生じたのだろうということは少なくとも言えます。
ここから前回のように駆け上がるには、真空地帯で上昇した前回よりもかなり大きなパワー(出来高)が必要になるであろうことから、需給的には以前よりハードルが高くなったことになります。また、日足で見ても5日線を割り込み、よく言えば過熱感が冷まされた、わるく言えばこれまでの一本調子の上昇トレンドよりも上値の重さが意識される形。
今日は売りで入っても買いで入っても奏功せず。こういう状態で売り買いどちらかの目線ではじっくり構えづらくなりますね。
以前ほど明確なトレンドが出ていない中での売買は難度が上がります。簡単な相場はひとまず終了したのかもしれない、そう思わせる相場付きでした。
今日は今年の総利益の4%が削られました。4%のはずなのに、20%ぐらい削られたかのような鈍い痛みがあります。行動経済学でいう「損失回避性」ですね。
もったいなかった、という気持ちを素直に真正面から認めるほうが、痛みが早く抜けると思います。とのたまいつつ、テニスでしっかり身体を動かします。