純資産2億円到達が意味すること

ここ最近の日本株の高騰を追い風に、純資産はついに2億円に到達しました。
FIRE後の推移
- 30歳:7,000万円
- 32歳:1億円
- 35歳:1.5億円
- 37歳:2億円
30歳7,000万円で退職し、37歳で2億円。つまり、三菱サラリーマンの給与を手放したのち、手取りで年間2,000万円増えたことになります。
FIRE後も以下を続けました。
- ブログ毎日更新
- 株式投資の継続
ブログ収入は臨時で伸びた時期はあっても、全体で見ると微小な範疇。大部分寄与したのは株式投資であると推察されます。
上昇相場に恵まれました。2023年に日本株に主軸を移したことも大きく寄与。金利、インフレ、金融政策、構造変化に着目しました。
時間の使いかた
一般的に「7,000万円でのFIREは少なすぎる」と論じられることもあるかもしれません。
しかし、実体験から導き出される結論は異なります。重要なのは、「給与(金融資産)の喪失」を「新たに生まれる自由時間(時間資産)」による価値創出で相殺できるか、という点に集約されるかと思います。
拙著『#シンFIRE論』にも記しましたが、何に時間を使うのかで人生は大きく変わると思います。
最近お金を増やすモティヴェイション(クセ注意)が上がりました。ともない、時間の使いかたを少し変えました。チャートや情報収集に割く時間を少し増やしました。育児という尊い時間と並行しつつも、残余の意志力を「市場の歪み」の発見に再配分することで、資産の成長速度に対して主体的に関与。
数字が意味すること
37歳で2億円という数字は、以下を意味します。
- 現在の資産: 2億円
- 運用利回り: 年率 5.0%(税引後 4.0% と仮定)
- 試算期間: 37歳から95歳までの 58年間
- 公的年金: 65歳から月額 85,000円を受給開始
- 終了条件: 95歳時に資産残高が0円
試算結果:月76万円
この数字をどうとらえるかですが、私は多くのお金を要する奢侈な趣味はないため、自分だけでは使い切れない値です。ではどんな意義があるか。
2億円という一里塚が意味するのは、贅沢の追求ではなく、身近な大切な人たちに降りかかるリスクや変化に対する即応能力の向上だと感じています。

たとえば、老境に入った母が「温暖な地域に移住したい」と言えば即応できます。個人が自立(FIRE)し、さらに余剰資産を築くことは、公的扶助に頼らずとも周囲を支えうる私設セーフティネットの構築に他なりません。
また、お金が減るより増えたほうが心地よいことは確かです。「精神的な安寧」と「資産の成長」には正の相関がみられ、増えること自体が、次なる好奇心や活動への活力を生む好循環を形成しています。
「自分ひとりが使い切れるかどうか」という観点にかぎらず、「趣味と好奇心を兼ねた活動としての投資」、そして「変化に即応できる余地・可能性を広げる投資」といった色彩も帯びながら、今後も資産運用を続けると思います。
お金の位置づけとは
FIREとは、単なる早期リタイアではなく、人生の舵取りをみずからの手中に取り戻すことに他なりません。給与という安定を手放した先に待っていたのは、不安ではなく、大切な人たちのために即座に動けるしなやかさと、何気ない日常を慈しむ時間でした。
不遜にもあえて申し上げるならば、お金は目的ではなく、あなたと、あなたの愛する人を守るための盾です。その盾を一枚ずつ積み上げていく日々もまた楽しいものです。その先には、数字以上の温もりある自由が待っています。
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