日清食品ホールディングス(2897)の株価、テクニカルから現状を確認
日清食品ホールディングス(2897)の株価について、以下の視点で最新の状況を確認します。
- テクニカル(日足、週足)
日足
8月29日(金)終値時点のチャートです。

8月前半は反発しても上ヒゲを引いていることが目を引きます。日柄を経たことで、短中期移動平均線が収束してきていますが、長期移動平均線からは依然距離があります。これら3本が収束すれば反転を示唆する形でが、その状態には至っていません。
まずは上向きの短期移動平均線を陽線で上抜けることが反転へ第一関門突破の形として望ましく、下値と上値を切り上げていく必要があります。また、中期移動平均線がこの下落トレンドの上値をおさえてきているので、これを越えてくると形はよくなります。
ストキャス・RCIは依然としてさほど売られすぎを示唆していません。
週足

直近のローソク足は8週連続陰線であり、上値と下値を切り下げながら短期移動平均線で上値をおさえられています。そして中期・長期の移動平均線も下向きです。
これは典型的な下落トレンドで、テクニカルの週足(中期)の観点からは反発の芽はまだ見いだせていない形です。
売られすぎ・買われすぎを判定するストキャス・RCIはすでによい塩梅に下に張り付いており、これらオシレーター系の指標単体では反転に向けた条件は整い気味です。
直近高値4,234円、3,373円を結ぶ上値抵抗線が来週の週足と2,780円で交差します。したがって、来週2,780円を明確に越えて終われるならば、ようやく買いを検討できよう水準です。
まとめ
以下のようにまとめられます。
- 日足:中期MAが上値抵抗となっており、ここを越えられるか
- 週足:上値抵抗線が来週の週足と交差する2,780円を明確に越えて終われるならば、買いを検討できよう水準
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。大前提として将来の株価はわかりません。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる可能性がある」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただし、いずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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