新橋SL広場に参政党、演説を聞いてみた感想文
平日お昼12時台、新橋SL広場を通りかかると人だかり。
穂高 唯希
と思って近づくと、新進気鋭と表現して差し支えないであろう「参政党」の演説でした。
「私がどの政党や政治的思想を支持するか」といった言及は本記事でしませんが、同党は以前から注目していました。主張の具体性が稀有であるからです。
演説を少々聞いてみますと、やはり主張が具体的。大枠としては
- 国民参加型・国民主体的な政治
- 外国人を過度に優遇してきた政策の是正(日本人ファースト)
- グローバリズムと距離を置き日本人の主権をとりもどす
- 国民国家の礎は教育であり、教育を重視
などで、政策の各論も具体的で明示的でした。既存政党と大きく異なる点かと思います。
既存政党は「主張が抽象的で、何がしたいのかよくわからない政党」か「具体性のある政策論を展開する政党が現れたかと思えば非現実的な内容」といった塩梅でしたから、相当新鮮に感じる人が一定数いるのではないかと思います。
最近の世論調査で政党支持率第4位と一気に躍進。社会状況と党是を勘案すれば、今後知名度が上がればさらに支持を得るかと推測します。
日本人ファーストが党是ですから、妨害・偽旗・分断工作の類も多々あるでしょうけども。
政権与党は選挙になれば恒例のバラマキ。ニンジンをぶら下げればホイホイまた票を入れるだろうと高をくくっているのか。今回も1人2万円の給付。手間が増え、行政コストがかさむ給付(≒税金還付)に何の意味があるのでしょうか。命懸けで不発弾処理に取り組む自衛隊のかたがたに奨励金を与えるための増税ならばよろこんで賛同しますけども。
一党一強も考えものですよね。腐敗や驕りの温床、危機意識の欠如、世間との乖離――。
このままいけば、参院選で与党はむろん既存政党も議席を減らし、参政党のような新興政党が議席を伸ばすのではないでしょうか。
イラン革命、フランス革命、数々の革命がそうであったように、貧富の差が拡大すると社会不安や政変が生じやすくなることを歴史が示唆しています。
政権与党はいわば資本家と高齢層に訴求する政党と言えるでしょうから、都議選で若年層が自民党に票を入れなかったのは順当との見方ができそうです。
関連記事