「プラチナNISA」創設で目を配っておきたいこと

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「プラチナNISA」創設で高齢者が気をつけたいこと

日本経済新聞によると、以下報道がありました。

金融庁は高齢者向けの少額投資非課税制度(NISA)を創設する検討に入った。

2026年度の税制改正要望に盛り込む方向だ。運用益などを分配金として毎月払い出す「毎月分配型」の投資信託を高齢者に限定して対象に加える案が浮上している。プラチナNISAと銘打ち、高齢者が運用資産を計画的に活用できるようにする。

自民党の資産運用立国議員連盟(岸田文雄会長)が16日にもまとめる提言案に盛り込み、近く政府に提出(後略)

金融庁は高齢者向けの少額投資非課税制度(NISA)を創設する検討に入った。2026年度の税制改正要望に盛り込む方向だ。運用益などを分配金として毎月払い出す「毎月分配型」の投資信託を高齢者に限定して対象に加える案が浮上している。プラチナNISAと銘打ち、高齢者が運用資産を計画的に活用できるようにする。自民党の資産運用立国...

高齢者向けに、毎月分配型の投信を非課税にする検討がなされているということですね。

結論から申し上げますと、気をつけたいのは「毎月分配型投資信託の経費率」です。

私が今まで見てきたかぎり、たいてい信託報酬(毎年、内部的にかかる手数料)が2%程度もとられる投信が多いのです。

この手の高手数料の投信は、投資家目線というより、証券会社や運用会社等が儲かるように設計された商品と言って差し支えないと思います。

したがって繰り返しになりますが、現在保有されている投資信託の目論見書などで経費率を確認されることをおすすめします。1%を超えているものは基本的に高い部類になります。

よほど継続して指数より高い運用成績を残している投信でもないかぎり(そのような投信が存在するなら、そもそもすでに投資家界隈で話題となっているはずですが)わざわざそのような投信を選ぶ合理性は乏しいと言えます。

シンプルに手数料の安い「eMAXIS Slim」系のインデックス投信を買い、取り崩すかたちで問題ないかと思います。

まとめ

  • 投資信託には手数料(経費率、信託報酬)が1〜2%を超える投信が存在する
  • とくに毎月分配型は、そのような投信が多く見受けられる傾向
  • よほど傑出した投資成績を収めている投信でないかぎり、0.1%以下の低い手数料のインデックス型投信(例:eMAXIS Slim 全世界株式)が無難

たかが1%とおもわれるかもしれませんが、運用額が大きく運用期間が長くなるほど複利で効いてきます。

期待リターンもさることながら、コストにも目を配っておきたいですね。

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