日本株は「節分天井・彼岸底」の格言通りの動きとなっている

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日本株は「節分天井・彼岸底」の格言通りの動きとなった

先月2月20日に「株式投資で注意したい『節分天井 彼岸底』2025年はどうか」という記事を記しました。

日本株の現状を、以下2つの視点で確認しておきたいと思います。

  1. 過去の経験則(アノマリー、相場格言)
  2. PER

日経平均株価は「彼岸底」に沿った推移

今年はまさしく「節分天井、彼岸底」という格言通りの値動きだったと言えるかと思います。下図は日経平均株価の日足チャートです。

日経平均株価は節分(2月4日頃)に近い1月31日に直近高値を付け、お彼岸(3月20日頃)に向かって綺麗に下落しました。

PERは15倍割れ、「適正水準」まで下がった

PERの推移を見てみましょう。

出所:投資の森

3月14日終値時点で14.94倍と15倍割れの水準まで下がりました。上図ご覧のとおり、2024年からのひと上げ前に近い水準まで下がってきました。

日本株の適正PERは今まで概して13~17倍で推移してきており、足もと15倍という数字は割高でも割安でもない「適正水準」と言えます。

レンジ相場を下抜け、想定レンジを引き下げる

下図は日経平均株価の週足チャートです。

先日も記したように38,000~40,000円のレンジ相場を下抜けたので、35,000~38,000円程度を当面のレンジと想定することが一案かと考えています。奇しくもそのレンジが「PER換算でもやや割安~やや割高」に該当する水準です。

まとめ

日本株の現状を、以下2つの視点で確認しました。

  1. 過去の経験則(アノマリー、相場格言)
    → 「節分天井、彼岸底」の格言通りの値動きとなった
  2. PER
    → 過去13~17倍で概して推移しており、足もと15倍割れで「適正水準」という状態

このように客観的に相場の現状を把握しておくと、場当たり的でない冷静かつ体系的な投資判断に資するかと思います。

なにか対象を客観的に観測するときは、「数字・ファクト・ロジック」で見ることが要諦となるとも言われますが、日本株でいえば上記2つの視点が方策になるかと思います。

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