三菱地所物流リート投資法人(3481)買い増し
本日2記事目。三菱地所がスポンサーとなっているJリート「三菱地所物流リート投資法人(3481)」を8口、買い増しました。
最新の状況を以下の観点で確認します。
- テクニカル(日足・週足)
- 過去分配利回り
テクニカル分析
まず、テクニカル分析とは、チャートからトレンドやパターンなどを把握し、今後の株価動向についての示唆を得ようとするものです。
テクニカル分析のメリット
- 相場の動きを視覚的に把握できる
- 予測不能な相場で多少の示唆を得られる
テクニカル分析のデメリット
- 実際の相場は過去の傾向と必ずしも合致しない
- 突発的な大きな出来事に対しては効かない
- 売買シグナルにダマシがある
日足
幾何学的な形状をしており、テクニカル的には上に行くなら363,000円程度が当面の上値めど、下に押し戻されるならば348,000円程度が損切りめどとなるでしょうか。
直近のローソク足はいわゆる利食い線といった塩梅で、高く寄ったものの利食いと思しき売りに押されて陰線で引けたものの、前日高値は割らなかった状態。
テクニカル的には上値抵抗線を突破し、中期MAも上回り、傾向的には上昇に賭けようとの判断です。もちろん反落の可能性もあるので中長期目線で余裕資金で保有継続とするか、上述のように損切りラインを決めておくか、といった形が必要になろうかと思います。
週明け前日高値353,000円を超えられるかが焦点のひとつかと思います。
週足
足もと反発傾向にあるとはいえ、週足でみれば中長期MAは下向きであり下落トレンドが継続してきた状況。MACDゴールデンクロス、ストキャス上向き。
直近のローソク足は小陽線で、様子見姿勢が混じりつつも買い方の強さが一定程度みられる様相。
上値抵抗線を抜けており、下値支持線は割っていないことから直近2か月にかぎっては上昇トレンド。
ただし下値を切り上げた先々週の高値を先週抜いていないのでまだ弱い。
過去5年分配利回り

出所:投資の森
過去5年の分配利回りは「2.4~5.3%」で推移しているのに対し、足もと5.1%という状態。
したがって、過去分配利回りの観点からは、過去の傾向と比べると「割安」ということになります。
まとめ
ということで、テクニカルの観点からは現時点では悪くない状況と見え、過去分配利回りの観点からは依然として割安と思しき水準です。
万能のサインというものは存在しませんが、個人的には買っても腹落ちする状態と見ますので、買いました。
ただし、353,000円を超えて引けられるかが週明けの焦点であり、週足では弱さもみられます。
なおテクニカル分析は、経済指標やイベント等による大きな流れが生じると、効かなくなることもありますし、あくまで傾向として意識される可能性がある、といった位置づけと言えようかと思います。
いわば「暗中模索、五里霧中という株式相場のなかで、暗闇をほのかに照らす懐中電灯にはなる程度」といった塩梅。
一方、昨今はAIによる売買が隆盛を極めており、その売買判断にはテクニカルが用いられていると思われ、以前よりは有用性が高まっているのではないかと個人的には想像しています。ただしいずれにしても特定の売買を推奨するものではありません。
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