ザ・ノンフィクション「クズ芸人の生きる道 57歳 婚活 始めます」
2025年1月5日放送、ザ・ノンフィクション「クズ芸人の生きる道 57歳 婚活 始めます」というテレビ番組を見ました(TVerで期間限定で再放送されています)。
「人のふり見て我がふり直せ」という言葉を想起させるような内容でした。
いわば、
- 「順風満帆なとき、自分を戒めたいとき」に効用がありそうな作品
と言えるのではないかと思います。
言霊があるように、否定的な内容や言葉はできれば使いたくないのですが、これはちょっと見ていてとても不思議な気持ちになりました。
不思議に思う点、多々
簡潔に言えば、登場人物の芸人さんが、
- 人生をなめている
- うわべだけ
- すぐ調子に乗る
といった印象を受けます(本当に否定的な言葉は使いたくないですし、記事にしようか迷ったぐらいなのですが…)。
それは番組スタッフも芸人仲間のかたがたも同様にその印象を受けているようでして、つまりおそらく私だけではなく、普通の感覚の人間であれば同じことを感じると思います。
行動の動機、目的、そして目的に至るまでの見通しや道筋のつけかたが、すべて根本的に不思議な感じなのです。
ストレートな表現になってしまいますが、おそらく、何をやってもうまくいかないのではないかと思わせるほどです。
逆に言えば、「反面教師として、自分を戒める材料には事欠かない」とも言えます。
「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる」という言葉もあれば、「言霊」という言葉もあるように、やはり言葉の使い方はとても大事で、(つい私も関西的なノリと言いますか、軽快に言葉を発することもあって言葉に重みを持たせるとのバランスは常に適切な塩梅を模索する必要があると感じているわけですが)そして「言行一致」かという「人として信頼できるのか判断できるに足る部分」もあらためて大事だと思うのです。
言葉としていったん発した以上は、やはりそれだけの責任がともなうと考えるべきであろうと思います。
思うに、人生は一つひとつの言動が互いにアメーバのように連動していて、信用と同じで小さく大事に積み重ねていくことで、良好な人間関係や人生が綿々と形作られていくように思います。
まとめ
以下のようにまとめます。
- ザ・ノンフィクションを見ていて、不思議に思う点が数多あり、「反面教師にしたい」「自分を戒めるに事欠かない」と感じる内容であった
- 言葉を発した以上は、それだけの責任がともなう
- 「言行一致」は良好な人生を形作るための要諦ともなりえよう(※)
- 一つひとつの言動が互いにアメーバのように連動し、言動を小さく大事に積み重ねることで良好な人間関係や人生が形作られていくように思う
※「~よう」は、話し手の推量や想像をあらわす終助詞