西宮神社の十日えびすに行ってみたら、いろいろ凄かった
えべっさんの総本社・西宮神社(西宮市社家町)で10日早朝、恒例の「開門神事福男選び」があった。開門の合図とともに、参拝者ら約5千人が本殿に続く参道約230メートルを駆け、宝塚高校2年で陸上部に所属する大岸史弥さん(17)=宝塚市=が一番福に輝いた。
出所:神戸新聞
関西ではおなじみ、大勢の参拝客?というかもはや徒競走のために夜から待機して全力疾走する「福男選び」が開催される西宮神社。
そんな西宮神社では毎年1月9日、10日、11日に「十日えびす」と呼ばれるお祭りというか神事と言いますか、大勢の参拝客が商売繁盛を願って訪れます。
ということで(?)、FIREしながら商売繁盛を願うという若干謎めいた部分はあるものの、はるばる関の東より出でたり参拝。これがなかなか印象的でしたのでレポートを配信申し上げます。
① 関西らしい、屋台の兄ちゃんが放つ「朝のご挨拶」
まず阪神西宮駅から5分ちょい程歩いて西宮神社に向かうわけですが、道中には露店が軒を連ねます。
そこを歩いていますと、露店で焼きそばを焼いてる40代ぐらいの男性(いわゆるテキヤの兄ちゃん)からいきなりこんな声が聞こえてきました(笑)
「おい黙れ◯すぞ」
これ文字でニュアンスを伝えるのは非常に難しいんですけども、これはどうやら雰囲気的に隣の露店の兄ちゃん(おそらく知り合い)に朝の景気付けのご挨拶をしていたようですね(笑)
これわかりますかね、関西のテキヤさんのニュアンス的に言うと、
「おはよ、今日も元気で1日頑張ろうな♡」
といった塩梅の朝のごあいさつですよね(笑)「もう今日も長い、えべっさんは明日も明後日もある。これぐらい言うて元気出してやっていこうぜ」的な感じですよね。
このノリというか、関西的な感じが非常になつかしくて、いやはや朝から勢いあふれるご挨拶が聞けて最高でした。私はさすがにこうした言葉遣いはしませんが、「関西帰ってきたなぁ~」と思う節あり笑。
② 屋台の気合の入り方がちがう
驚いたのは境内にある屋台が本格的であることです。なんと露店の裏に席があり、そこで飲み食いできるようになっています。
ご覧のとおり、けっこうな席数がそこかしこにありまして、夜になると大勢の人がここで酒食をたのしむようです。
私はあさイチに行ったので夜の雰囲気は知り得なかったものの、これはさぞ雰囲気がよく、素晴らしい宴となりそうですよね。
しかもどて煮やおでんなど、日本酒や焼酎に合いそうな本格的な料理を提供する屋台もあり、神社という立地も相まっての風情あふれる佇まいが素敵でしたね~。さすが関西。
しかもお化け屋敷の屋台(?)まであるという、遊び心があふれています。夜になるとOPENするようです。
③ 大まぐろに小銭をぺちっ
これも「十日えびす」ならでは、なのではないでしょうか。こちらは本物の大まぐろで、冷凍されていることで表面がうっすら白く、小銭がなんと貼り付くようになっています。
こちらに貼るとご利益ありとのことで、私も奮発して100円玉をぺちっ。
(写真の手は、見知らぬ人のもの)
④ なんともかわいい、鯛みくじ
年中通して買える普通のおみくじ以外に、「鯛みくじ」と呼ばれる新春のみ買えるおみくじを買ってみました。
鯛みくじがかわゆいので、いろんなところでパシャリ。
パシャリ。
参拝を終え、満を持してカフェで鯛みくじを御開帳。
やはり大吉。幸先の良いスタートになりました。今年も素晴らしい1年になるような気がしています。なるというか、するのでなるのです。
まとめ
- 関西らしい、屋台の兄ちゃんによるご挨拶
- 屋台の気合の入り方がちがう
- 大まぐろに小銭をぺちっ
- なんともかわいい、鯛みくじ
いやはやとにかく平日の朝9時でもすごい人手で活気があふれていました。
風情あり、活気あり、その雰囲気に触れるだけでも新年早々ご利益がありそうな、そんな素敵な祭事でした。
これは毎年行きたくなっちゃいそうです。とても印象的な1年のはじまりになりました。感謝。
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