配当収入(2024年11月)
はやいもので11月も終わりましたね。今月も悔いなき日々でした。
受取配当金額
さて今月は、108,306円(税引き後)でした。
銘柄 | 受取配当金 |
---|---|
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI) | 40,444 |
アッヴィ(ABBV) | 34,565 |
大和ハウスリート投資法人 | 14,743 |
ビックカメラ | 9,826 |
日本航空 | 6,600 |
GX米国優先証券ETF(2866) | 7,728 |
ウエルシアホールディングス | 1,435 |
合計 | 108,306 |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)は2017年頃から長らく投資していた銘柄で、今年は配当利回りが9%台に乗る局面もあり、その頃に新NISAの成長投資枠で購入しました。足もとでは含み益と高配当の両取りが実現できています。
ABBVは来期1月権利落ちでの四半期配当が1.55ドル → 1.64ドル(+5.8%)へと今年も増配されました。これで53年連続増配でしょうか。2019年のABBVによる受取配当金は四半期で16,000円台でしたが、歴年の増配と円安も相まって足もと34,000円台と倍以上に増えました。
将来は不透明ですが、現時点ではこうした銘柄を持つことで、株価の上昇と増配によって資産および収入の増加に貢献した好例になるかと思います。
他方、JALの株主優待は買取価格が下がりましたね。数年前は3,000円台でしたが足もと700円ほど。毎月片道7,700円セールなど実施しているので相対的に優待の価値が下がるのも致し方なしですね。
Jリートに着目
2023年末まではTOPIXより優れたトータルリターンを示してきたJリートですが、足もとは劣後している状態。
三菱・三井といった財閥系の物流リートの分配利回りがおよそ5%の水準なのでちょくちょく買い増しています。
配当金の性質
拙著『本気でFIRE~』や『#シンFIRE論』で詳述したように、配当金は理論的には投資元本(株主資本)の払い戻しに過ぎないわけですが、気前よく使える点がやはりいいですね。
資産の取り崩し期や、いま現在や近い将来に気前よくお金を使いたい人にとって、配当は親和性が高いと思います。
年間配当金(税引後)
- 2016-2020年:配当積み上げ
- 2021年:増配株主体に
- 2022年:利益確定、ゴールド、空売りなど
- 2023年~:日本株中心
現在のポートフォリオは、6・12月に配当金が集中します。
昨夏から日本株に資金を入れたので、今年はおよそ320万円(税引き後)で着地しそうです。
累計受取配当金
受取配当金(税引後)は累計 1,616万円 になりました。
配当金の魅力
おなじみのものを、以下再掲します。
- 資産額より変動が少ない(=心地よく続けやすい)
- 株式を買うほど積み上げられる(=高いモチベーションを保てる)
- 経済的自由度(配当金÷生活費)が何%かわかる(=経済的自由に近づいている実感を持てる)
- 株価が下がっても配当は株価ほど下がりにくい(=暴落を耐えやすい)
拙著『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』に体系的に詳述
配当金を積み上げる道筋
株式投資による資産形成の要諦は、以下に集約されると思います。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) May 24, 2017
- 給与から株を買う
↓ - 配当金が増える
↓ - 増えた配当金と給与で株を買う…
入金力を高めて以上を繰り返すことで、FIRE達成まで配当金を増やし、自由度の高い人生を得るに至りました。
① 投資元本を確保する
収入を増やし、支出を減らす
② 配当金というキャッシュフローを得る
株式を買う、配当を再投資
金融資産3,000万が1つの分岐点と思います。3,000万円あれば月10万円の配当金を作ることは可能。このキャッシュフローが出来だすと、お金の重要性や考えに変化が生まれ、時間とお金と健康について思考を深め、新たな生き方を模索するきっかけになりますし、セミリタイアが夢物語ではなくなってきます。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) August 23, 2019
「現行の近代資本主義の継続」等が前提にはなりますが、追加的に収入を得て人生の自由度を上げたい方などにとって、配当金の積み上げは有効な一手になるかと思います。
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配当積み上げに関する回答の一例です。
グラフ化することで、モチベーションが保たれやすい一面があります。