FIREをめざして、どのような基準で買う株を選別していたか
以下ご質問に回答しています。
題名: 毎月の給料を株の購入にまわすにあたって
メッセージ本文:
こんにちは。現在37歳で、50歳までにサイドfireを目指し
日々穂高さんのブログや書籍を読ませていただいており、fire
お伺いしたいのですが、穂高さんは給料の8割を株式買い付けにま
例えば、買いたい株リストのようなものがあって、給料が入ったタ
私も毎月給料が入ったタイミングで買いをいれていきたいのですが
投資スタイルとしては配当金を得てサイドfireを目指していま
こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。
毎月給料日までに「次はどの高配当株を買おうかな」と考えて、銘柄分析をしていました。ちなみに当時の銘柄分析はこちらのカテゴリーに集約しています。

2019年当時の予想配当内訳
買う株は基本的に値下がりが顕著な銘柄でした。たとえばアルトリア・グループやブリティッシュ・アメリカンタバコといったたばこ株や、エクソンモービル、アッヴィなどが印象に残っています。
ただしこの「値下がりしている株を買っていく」という手法は功罪あり、アッヴィやエクソンのようにうまくいった銘柄もあれば、たばこ株のように当時大したリターンにはならなかった(ただし、配当の存在がFIRE決断の背中を押した部分もあるので人生の観点では意義深かった)銘柄もあったことを申し添えておきます。
当時もまさに米国株は今のように株高で好調だったので、上がり続ける成長株を買うことには正直抵抗がありましたし、配当を積み上げることで「配当>生活費」としてFIREをめざしていたので、入金力ごり押しで高配当株や連続増配株を買っていました。
当時から株高で、米国株はバブルだとの声も各所で聞かれました。しかしその後も上がり続けて昨今の株価に至ります。背景には中央銀行の金融緩和と堅調な企業業績等が挙げられると思います。
株高のなかで買うというのは、値下がりと常に面合わせするようで勇気がいるかと思いますが、当時は目をつぶって買うことが機能した、ということになります。むろん今後の株価動向を予期することはできませんが、過去の一例としてご参考になれば幸いです。
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