「私生活を充実させつつ、FIREをめざしたい」というご質問への回答

「私生活を充実させつつ、FIREをめざしたい」というご質問への回答

以下ご質問に回答しています。

ご質問

1.相談したいこと

  • 今年38歳、独身であるが、Fireできるような資産を作りたい
  • 現在の資産形成の内容を踏まえてのアドバイスをもらいたい

2.優先順位

  • ライフも充実させつつ、Fireを目指したい
  • 月に1度外食でおいしいものを食べにいく
  • ピラティスを継続
  • 年1の海外旅行も行く・・等
  • 将来的に母と同居するため、住み替えの資金もためておきたい。

3.収入

  • 給与:額面521,561(手取り:350,848

4.毎月の投資、貯金(資産形成)

  • 毎月の貯金・投資:100,000
    積み立てNISA(楽天証券) S&P500:40,000
    外貨貯金:20,000
    通常貯金(旅行貯金): 50,000
    会社の確定拠出年金:35,729

合計:113,000

<その他財産>
積み立てNISAの金額:3,868,795
確定拠出年金:7,700,000
ゆうちょ貯金(生活予備費):695,581
その他メイン口座:788,000
外貨貯金:351,260など
合計:14,593,636

4.毎月の定例的な支出

20万円ほど

まず資産形成の最も基本的かつ要諦となる考えのひとつは、リスクとリターンは正比例するということです。基本的に、高いリターンを得るには高いリスクを負うことになります。

たとえば、レバレッジをかける(自己資金より多くの資金を運用する)、値動きの荒いものに投資する、といったハイリスクなものに手を出せばそれだけ多くのリターンを得ることも可能ですが、同時に損失が大きくなる可能性もあります。

したがって、この手の「高いリスクを負って高いリターンを得る」といった投資対象は投資に慣れていないかたにおすすめはしていません。無難で、継続しやすく、分散されているものに長く投資することで、結果的に安定してそれなりの収益を得られる確度が高まっていくものと思います。つまり、とくに好みがなければ、インデックス投資が一案になるかと思います。たとえば米国のS&P500に連動するETFや投資信託、または全世界株、日本株やインド株などです。

個別株は練度次第で高リターンをめざせますが、経験やセンスが必要です

そして何を優先するか。「一刻も早くFIREをめざす」というFIREの優先順位が最も高ければ、とにかく早く多くの資金で株式や不動産を買うなどして資産形成をする必要があります。一方、たとえば人生をたのしみたいという大切なことを大切にしつつ資産形成を進めるならば、工夫して投資資金を多くねん出するか、優先度の高い支出を経て残った資金を投資に充てるかたちになろうかと推察します。

現状を著しく変えたいという渇望や熱望、不満等がなければ、現行の投資・支出の配分でSP500に投資継続が一案かと思います。

ちなみに、株式投資でFIREをめざす場合、以下2つに大別できます。

  1. インデックス投資をして、定期的に取り崩して生活費に充てる
    例:emaxis slim オルカン、SP500
  2. 高配当株に投資をして、配当金を生活費に充てる
    例:楽天SCHD、VYM、HDV、SBI米国株高配当ファンドSBI−SBI欧州高配当株式(分配)ファンドなど

全世界株やS&P500は、簡便に世界経済の成長や企業の成長を余すことなく取り込める優秀な商品です。それに対して、高配当株は平均ではなく、自分なりに企業や国を選別することで、よくも悪くも平均点ではなくなる投資成績になります。その意味では、初心者向けというよりは、「分配金にとにかく興味がある」といったこだわりがある人や自分で主体的に投資を習熟したいという人向けと言えるかと思います。

簡単なのは①です。②は自分でポートフォリオを自作するか、ETFでもそれなりに選別する必要があります。したがって①を冒頭で挙げています。また、住み替えの資金というまとまった額のお金がいずれ必要とのことなので、インデックス投資をして、必要なときに取り崩すかたちで問題はないかと思います。

したがって、引き続きS&P500に投資を続けるかたちが一案かと思います。為替リスクは気になりますが、給与が円建てなので一定の通貨分散は図れています。

初期投資額286万円、仮に毎月10万投資に回すとして、年120万円、10年で1,200万円。年利7%(過去の平均値)と仮定すると以下試算になります。

確定拠出年金の試算は以下の通りです(利回り9%継続前提)。

合わせて5,200万円。ほか貯金などと合わせれば6,000万円に届きそうな塩梅でしょうか。

定例支出が毎月20万円である場合、過去の傾向としては資産が枯渇しない取り崩し率である年率4%で取り崩すと、投資資産が6,000万円あればよいことになります(過去の傾向から導出された数値であり、あくまで目安としてご参考まで)

あとはお話した通りです。ご参考になれば幸いです。

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