配当収入(2024年6月)
TOPIXは34年半ぶりの高値更新ということで、日本株は半導体だけでなく広めに資金がまわってきました。とくに7月2日後場で日経平均株価が4万円に乗せる直前には、分足で出来高が急増しており、大型株を中心に海外勢の買いが入ったでしょうか。
このタイミングで4万円復活はやや意外ですが、中長期的にはインフレが続けば名目株価も上下動を挟みながらも時間の経過とともに応分に上昇しやすいことから、順当といえば順当と言えそうです。
とくにインフレ期は株式や不動産を保有していないと、実質賃金の上昇がなければ家計の購買力は物価上昇分目減りしますから、リスクをとって株を買うことが個人や家庭の資産防衛の一手になり得ます。
さて、配当金を集計します。
受取配当金額
約132万円(税引き後)でした。
銘柄 | 受取配当金 |
---|---|
SBIホールディングス | 310,772 |
スカイマーク | 209,394 |
三菱地所 | 127,496 |
出光興産 | 105,185 |
京王電鉄 | 91,100 |
ジャパンリアルエステイト投資法人 | 82,435 |
日本航空 | 81,596 |
東京海上ホールディングス | 74,706 |
エムスリー | 69,438 |
MS&ADホールディングス | 59,764 |
セリア | 58,569 |
三井住友フィナンシャルグループ | 43,030 |
OCHIホールディングス | 4,152 |
イエローハット | 3,945 |
GX優先証券ETF | 3,293 |
エイトレッド | 1,518 |
川西倉庫 | 1,018 |
合計 | 1,327,410 |
主力の三菱地所やSBIホールディングスなどから配当金を受け取りました。
6月・12月は、ほかの月に比べて配当金が多い月になります。ほとんどは信用分の現引きに充て、一部を出金して旅行などに充てました。
拙著『本気でFIRE~』や『#シンFIRE論』でも詳述したように、配当金は理論的には投資元本(株主資本)の払い戻しに過ぎないわけですが、使途に自由度がある配当金はやはりいいですよね。
配当は値上がり益ほど多額ではありませんが、それでも「計算できる収入」という意味で額以上に大きな存在感と安定感をもたらすと思います。
年間配当金
- 2016-2020年:配当積み上げ
- 2021年:増配株主体に
- 2022年:利益確定、ゴールド、空売りなど
- 2023年~:日本株中心
現在のポートフォリオは、6・12月に配当金が集中します。
昨夏から日本株に大きく資金を入れたので、今年はおよそ330万円(税引き後)で着地しそうです。
累計受取配当金
受取配当金(税引後)は累計 1,553万円 になりました。
配当金の魅力
おなじみのものを、以下再掲します。
- 資産額より変動が少ない(=心地よく続けやすい)
- 株式を買うほど積み上げられる(=高いモチベーションを保てる)
- 経済的自由度(配当金÷生活費)が何%かわかる(=経済的自由に近づいている実感を持てる)
- 株価が下がっても配当は株価ほど下がりにくい(=暴落を耐えやすい)
拙著『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』に体系的に詳述
配当金を積み上げる道筋
株式投資による資産形成の要諦は、以下に集約されると思います。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) May 24, 2017
つまり、
- 給与から株を買う
↓ - 配当金が増える
↓ - 増えた配当金と給与で株を買う…
この繰り返しで、FIRE達成まで配当金を増やし、自由度の高い人生を得るに至りました。
① 投資元本を確保する
収入を増やし、支出を減らす
② 配当金というキャッシュフローを得る
株式を買う、配当を再投資
金融資産3,000万が1つの分岐点と思います。3,000万円あれば月10万円の配当金を作ることは可能。このキャッシュフローが出来だすと、お金の重要性や考えに変化が生まれ、時間とお金と健康について思考を深め、新たな生き方を模索するきっかけになりますし、セミリタイアが夢物語ではなくなってきます。
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) August 23, 2019
「現行の近代資本主義の継続」等が前提にはなりますが、給与以外の収入を得て人生の自由度を上げたい方などにとって、配当金の積み上げは有効な一手になるかと思います。
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グラフ化することで、モチベーションが保たれやすい一面があります。