住友不動産(8830)新規買い
先週、住友不動産(8830)を新規購入しました。
不動産大手という意味で、三菱地所や三井不動産と似たような性質で、株価も同様の値動きとなることが多いです。
購入タイミングとしてはもう少し待ってもよいところではあり、テクニカル的には4,700円台あたりで買いたいところですが、まずは打診買いとしました。
日銀の国債買い入れ減額や利上げといった金利上昇リスクの織り込みや、長期金利が実際に上昇したことを受け、不動産セクターやJリートは軟調に推移しています。
月足では高値圏ではあるものの、ファンダメンタルズの観点からは三菱地所と同様に悪くありません。
- 修正BPS:1万円超え
(修正PBR:0.5程度) - 12期連続で純利益過去最高を更新
- 増配ペース申し分なし

出所:同社IR
もちろん短期ではファンダメンタルズではなく需給や金利に大きく影響されるため、下値余地も念頭に置きたいと思います。
ただ先週6月7日時点で、同業の
- 三菱地所(日経平均対比-1.2ポイント)
- 三井不動産(同-4.4ポイント)
と比べても直近の株価下落率は日経対比-11.3ポイントと2倍以上となっており、相対的な割安感は感じられるといった状況です。
私がMS&ADを購入したときも同様で、同業とのPER・PBRの観点で相対的な割安さを感じて購入しました。
まずは直近のイベント日銀会合でサプライズ的に拙速な利上げ等がなければ、過去の傾向としては不動産セクターの買い戻しがみられました。
今回も市場が同様の反応となるかがひとつ注目点にはなると思います。
基本的に日銀の金融政策について念頭に置いていることは、以前から繰り返しながら以下です。
潜在成長率(≒中立金利、自然利子率)がせいぜい1%程度と日銀が以前推計していた以上、期待インフレ率にもよるものの名目金利で1%を大きく超えるような利上げは、経済を犠牲にしてまで追い込まれる状況等にでもならないかぎりは考えにくい、といった見方を維持したいと思います。
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