メルカリ(4385)忍耐を経て有終の美を迎えられた背景
決算無事通過で、それまで売り込まれていたメルカリは、1,700円台から3日で300円も上げ幅を拡大。率にして20%弱にもなります。そのタイミングで一気に利確しました。
逐次売買報告をしていたように、
- 買い下がっては反騰で利確できる玉は利確し、再度の下落に備え、下がればまた買い戻す
という短中期取引をしていました。
メルカリにおける資金投入状況
下落がなかなか続くので、攻めの買い増しで一時期は3,000万円を投じることになりました。
利確済の玉を除くと300万円の未実現損失を一時的に抱えた状態もありました。しかし致命傷は絶対に避けなければいけないので、それ以上はポジションを増やさず。
忍耐の時期における心理的な支え
その状態で決算を跨いだので、率直に言って心理的な負荷が少なからずありました。ただし以下の理由
- 個人の買い残は多いが、機関の売り残のほうが多い、実質的な「売り長」である
- みんかぶ「買い予想数上昇ランキング」で上位が続き、買いでつかまった個人が増え、悲観の裏返しとの推量
などから、さすがに下値は限られているだろうとの目算で我慢の時を耐え抜き、望外の結果を得ることができました。
②について、みんかぶの同ランキングは、株価が上昇トレンドで上位に来るとポジティブな意味で期待感が醸成されてる感じを受けます。しかし当時のメルカリのように「株価が低迷している銘柄」で同ランキング上位に来ると、単に信用買いでつかまった個人が希望的観測を込めてポチっている可能性のほうが高いと思います。
それはつまりすでに株価が相当下がっていることを意味し、しこり玉が多く、掲示板やSNSを見ても総悲観に近い状態でした。サイバーエージェントで株価が底だったときも同様の現象がみられました。
反省点:資金投入量が拙速であった
一方で以下のような反省点もあります。
- 買い下がる際の資金投入量が拙速だった
結果的に、想定していた下値目途より下がり、想定より下の株価で買い増しを余儀なくされたことで資金的な余裕を欠いたことは否めません。
改善点として、逆ピラミッディング、つまり「最初の買い増しは軽微な量にとどめること」の徹底だと思いました。
メルカリは決算後に「出来高をともなった陽線」を示現したことで、上昇トレンドに変わった可能性があり、適宜取引したいと思います。しかしその際は上述の改善点を必達事項として、改善に臨みたいと思います。
まとめ
今回も「株の利益は我慢料」という言葉通り、低迷時に忍耐の買い増しを重ね、反騰で利益を得ることができました。
その心理的な支えとなったのは、①売り長と思しき需給と、②投資家の総悲観などでありました。
一方で改善点として資金投入量をもう少し保守的に構える必要性を感じました。
よかった点は自身を褒めてねぎらい、反省すべきはきちんと反省して必ず次に活かしたいと思います。
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