メルカリは無事決算を通過し、大幅高。個人と機関の買い残・売り残を確認
メルカリ(4385)は、木曜日引け後に決算が発表されました。内容は以下のとおりで、無事通過といった印象。
- 通期見通しが示され、純利益120億円
- 米国事業は撤退なく、赤字幅縮小
- 24年6月期第3四半期累計(23年7月-24年3月)の連結最終利益は前年同期比98.2%増の87.5億円に拡大
株主還元については依然無回答ながら、非開示だった通期見通しが示されたことが大きいかなと思います。それまでは示されず、「すわ赤字か」と思うほど上値が重い展開でしたが、結果はしっかり。
決算当日の株価推移

それまで軟調だった株価は急反発。とくに前場でかなり上げ幅を縮めた際は、「いつものメルカリですね~」という感じも、そこからの反騰は(今後の株価は不明ながら)トレンド転換を期待させる動きでした。あく抜け感が出るか、どうでしょうか。
このタイミングで1,700~2,000円台以下の玉を一部利確。
個人投資家の買い残
信用買い残は5月2日時点で997万株ありましたが、金曜の出来高は平時より格段に多い1,262万株あります。
したがって、(来週前半に発表される数字を見ないと何とも言えませんが)信用買い残は相当数減ってそうです(ちなみに売り残は39万株のみなので、個人による需給は潜在的に売り圧が大きく、上昇トレンドでも押し目が深くなる傾向が想定される)。
機関投資家の売り残
対して機関はどうでしょうか。5月8日時点で主に以下の機関投資家が空売りしています(単位:万株、出所:こちら)。
- Citi:320
- Merill:93
- モルスタMUFG:139
- Qube:114
- GS(ゴールドマン)309
- ICS:104
- Barclays:207
- JPM:260
- AIE:84
- 合計:1,630
「個人の買い残-売り残:約960万株」に対し、「機関の売り残:1,630万株(少なくとも)」あります。よく個人投資家の信用倍率で需給が説明されがちですが、資金力の大きい機関の売り残も見る必要がある、という理解です。
ただ野村アセット1,266万株など機関の買い残もあるので実弾で売ってこられると需給が悪化するでしょうけども。
まとめ
株価は中長期では業績や金利などの基礎的条件が決定因子として大きいと思いますが、短期的には需給や大口の動向に大きく左右されると思います。
そのため、今回は需給に焦点を当ててみました。ほか視点等あれば歓迎です。
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日本株は決算ラッシュですね。
マクロ環境は引き続き悪くないとの想定でいきたいです。
なお、最近は田端信太郎氏がメルカリに対して積極的にアクティビストとして提言をされています。
【アクティビスト個人投資家:田端が始動!】
メルカリ山田CEOを救いたい! !!!!https://t.co/ebX8oOGXf2— 田端@アクティビスト個人投資家YouTuber (@tabbata) April 27, 2024