在日米兵の広い庭で、多国籍バーベキューをした話
本日は在日米兵の家で外国人に囲まれながらBBQとカラオケをするなど pic.twitter.com/qMdJst3x79
— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) May 4, 2024
- 広い庭で
- ゆかいな音楽(またはだれかのカラオケ)をBGMに
- 米国式BBQや持ち寄った多国籍料理を食べ
- コロナビアァ、ウイスキーを味わい
- リビングでカラオケ、Back Street Boysを8曲歌う
今回も南米系の人たちはやたらとノリノリで、カラオケで歌っていると踊り始めます(笑)
日本の一般的な家庭よりとてもいい暮らしぶりでした。後述します。
知り得たこと
好奇心強めにて、いろいろと話を聞くわたくし。書ける範囲で記します。
在日米軍の事情
- 施設内のアパートより、施設外の大きな家に住む傾向あり。家が非常に広く、日本人からすると豪邸級
- 家賃は一般に月3,500ドル以上、オーナーは日本人(後述のとおり、不動産を購入できない)
フィリピンの出稼ぎ事情
- 一例として特定技能一号で、足場を組んで塗装する仕事に従事
- 日本での給料はフィリピンの3倍、両親と兄弟へ仕送りしている
日本のビザ事情
- 中国人・韓国人は、日本人と結婚せずとも数年住めば日本国籍を取得できる、極端にハードルが低い
- フィリピン人は日本人と結婚すれば、中韓より長い年月を経て日本国籍を取得できる
- 日本はアジアに対してビザ発給は易しいが、米国には厳しい。たとえば米軍のようなビジネスビザでは不動産も購入できない
陽の面
多言語が飛び交い、国籍の別なく陽気に交わり合う。
このこと自体はとても素晴らしく、人生の醍醐味のひとつであると私は思います。単純に最高にたのしかったです。
しかしそうした一面とは裏腹な現実もありました。
陰の面
1956年の経済白書で「もはや戦後ではない」と表現された日本。「もう戦後から復興するという時代は終わった。これから新しい時代に入っていくのだ」といった意味です。
たしかに経済的には、朝鮮戦争の特需が追い風となり、冷戦期には日本が貧しくなって共産化しては困るので米国が日本を肥えさせる必要があった地政学的事情等もあいまって、日本は高度成長を遂げるに利する環境が整っていた一面を指摘できます。
しかし冷戦の終了とともにそうした地政学的な事情が終わりを告げたこともあってか、現状はご覧のとおりです。米一強が退潮気味では、「同盟国」という美名の下、負担が増えることはあっても減ることはなさそうです。
そこにあるのは「今も戦後である」日本。横田空域、地位協定など不平等な現状に加え、今回印象的だったのは両国(の兵士)における経済的な格差です。裕福な暮らしを目にして、その思いをいくばくか強くせざるを得ませんでした。
ただ、経験上、日本人が海外駐在する際も保安上の観点から高い家賃帯の広い家で裕福な暮らしをしている面もあるので、その点を勘案すると特別なことではない、との見方もできることを申し添えます。
まとめ
視点によっていろいろとありますけども、いずれにしてもこのような人生体験は貴重で得難いものだと思います。
北京留学中はこのような体験をたくさんしました。いろんな国の人と、いろんな文化や風俗に触れ、見聞し、生の体験を蓄積していく。
その過程で複数の視点を得て、世界観は広がっていくように思います。今後もそうして人生を深く味わえたらと思います。
関連記事