「人生の活力」とはなにか
人生における活力(エネルギー)とは、
- 自分のなかに持ちつつも、
- 他者とのぶつかり合いや共振によって増大する
そういうものだと感じます。
そして人によっていろんな回答があろうかと思いますが、以下の要素を挙げます。
- 好奇心
- 食事、運動、睡眠、自由
- 共鳴しあえる人とのふれあい
「歳を重ね、活力が減退している」とのご相談
先日、お金の相談会で40代の方から「人生における活力が以前より減退している」とのご相談がありました。
まず、「自分に活力や行動力がないのではないか」とか「今後どうしたらいいか」など考えることは、自分の現状に対して真剣に向き合うという意味でとても意義深いものだと思います。
次に、人の性格や特性として以下2タイプに大別できると思います。
- 自分のなかに抱えて、他者には相談せず、必ず自分だけで解決していく人
- 他者に積極的に思いや悩みをぶつけて、客観的な意見や解決策のヒントを得ていく人
私のきょうだいは①のタイプ、私は両方だと思います。なので「人による」と前置きしますが、少なくとも言えるのは、
- ②は「共鳴する人とお互いに活力を上げられる、勢いがつく」というメリットが見いだせる
- 他方、デメリットとしては、よくよく相談する相手を見極める必要あり
相談する相手というのは、日ごろから密に意志疎通や状況を共有していないかぎり、表面的にしか相手のことを知り得ないため、表面的かつ一般的な意見を述べるにとどまることになります。また、価値観を共有する相手でないかぎり、単純に一般的かつ表層的な見地から否定的な意見を述べるにとどまり、むしろ可能性を削がれる場合もあります。
したがって、相談相手はよくよく見極める必要があるのです。
対照的に、共鳴する人と会って話すことで、活力は飛躍的に増大すると思います。大きな正のエネルギーと負のエネルギーをかけ合わせると、大きな負のエネルギーが生まれますが、正のエネルギーと正のエネルギーをかけ合わせれば、大きな正のエネルギーが生まれます。
つまりは、やはり行動、そして他者と関わる。しかし他者がどのような人間かはよくよく見極める必要がある。つまりは共鳴できる、正のエネルギーをぶつけあってさらに大きな正のエネルギーをお互いに得られる人と関わることこそが、人生の活力を飛躍的に増大させるものだと思うのです。
したがって、冒頭のように「自分の人生になにか停滞感があったり、行き詰まりを感じている」という方は、「①人生体験、②以上に述べたような共鳴する他者との関わり、③発見」を増やすべく、行動や日々に変化をつけていくことだと思います。
さすれば、たとえ自分に内在する活力の総量がたとえ高くない状態であったとしても、他者と交流する(ぶつかり合う)ことで、活力の総量は増大するのです。
まとめ
人生において、親子でもパートナーでも友人でも、「共鳴しあって活力が増大するような人」とのつながりで、人生における活力は異なってくるように思います。これは外的要因。
内的要因としては、もとより当人が潜在的に持つ活力なのでしょう。そして人間はやはり動物。動くことで、運動をすることで、潜在能力を十全に発揮できることは科学的にも実証がされている、とする文献は数多くありますね。
- 好奇心
- 食事、運動、睡眠、自由
- 共鳴しあえる人とのふれあい
とどのつまり、以上のような基礎的なことが結局は活力の根幹を成すものと思います。好奇心は活力の大いなる源泉。食事、運動、睡眠は健全な体を育み、自由や共鳴は健全な精神を育む。好奇心を持つには逆説的ながら「人生体験を増やす」ことに尽きると思います。
これらを満たせば、すなわち幸福をも形成する大きな要因になるものと、青二才としては思います。
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