もし私が今からFIREをめざすなら、Jリートをねらう
経済的自由の簡明な方程式は、以下のとおりかと思います。
- 定期的な資産収入 > 生活費
定期的な資産収入とは、不動産が生む家賃収入や、株式が生む配当収入が主として挙げられます。
2010年代に私がFIREをめざしていた当時は、米国株が最適と判断して買い続けていました。仮にいま私がサラリーマンでFIREをめざすなら、Jリートをほぼ全力で買い進めると思います。
Jリートはたとえば、個別に買うのも一案ですし、以下のような投信を買ってもよいと思います。
- Jリートオープン(年4回決算型)
これは野村のアクティブ投信で、近年よいパフォーマンスを示しています。今後も継続的によいかは不明なので、Jリートのインデックス型でもよいかと思います。
いずれにしてもJリートは過去10年で最も割安な水準にあり、外部環境としても日銀のマイナス金利解除を期近またはいずれひかえていたことで売られ、また海外勢の換金売り(と日経では報じていましたが、こんな時期に換金売りするとは個人的には考えにくく、単に地銀ロスカットねらいなのではと邪推してしまいますが)など、悪材料がそろっていました。
悪材料がそろっているときはむしろ買いの好機であることが往々にしてあり、むしろありがたく買いを入れることを検討したい時機(時期ではなく時機)です。
また、これも繰り返しですが、現在のJリートの投資口価格ですと、「信用取引といって借金をして金利2.8%を支払う(野村なら0.5%)コスト以上の分配利回り(税前4.5%程度なので、税後3.6%程度)が得られるので、信用取引でレバレッジもかけると思います。
結局、超過リターンを得るには、応分のリスクを負う必要があるので、可及的速やかに経済的自由を達成したいならば、相応のリスクは負う必要があります。
他者に推奨する意図はありませんが、「もし私が今からFIREをめざすなら」という趣旨ですと、「Jリートをほぼ全力で買い進める」という回答になると思います。
なお、本記事は当初3月18日に記していたのですが、Jリートはその間やや反発しています。
週初と比べると妙味はやや落ちていますので、まずは打診買い、理想としては押し目をひろう姿勢でいくと思います。
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